別荘の掃除

別荘といっても、もちろんうちのではない。知り合いの別荘なのだが、その人は忙しくてめったに来られないので、代わりに時々掃除に来ている。

ふたご座流星群のピークが近いということで期待していたのだが、ずっと曇り空。街中と違って明かりが少ないので、ここは星がとてもよく見えるのになあ。

夫は別荘の外の階段の柵作り。私は中の掃除。掃除が終わったので、なんか面白いものないかと別荘のまわりを歩く。この別荘は中も外もすごく急な階段だらけなので、すぐ膝に水がたまる私には散歩に出るのもけっこう大変。

玄関の外の階段近くにぽつんと白い花が咲いている。



ユリっぽい植物がいい感じに枯れている。種がこぼれたあとかな。枯れた植物とか落ち葉とか、わりと好き。落ち葉をカサカサと音をたてて踏みながら歩く。



別荘の玄関から急な階段をいったんおりて、おりたと思ったらまた急な階段をのぼる。途中で何度も休憩し、やっと車が置いてある道にたどり着く。

その道のそばに立っている木には、毎年可愛い丸い実がつく。なんとなくひょうきんな雰囲気だ。



道の縁にはふかふかの落ち葉がたくさん積み重なっている。おや？　こんなところに小さなボールが。近づいてよく見ると、あ、ボールじゃないよキノコだよ。



でも、ぽつんと１個だけ？ まわりの落ち葉の中を探してみたら、似たようなキノコを発見。ああ、なんか胞子をまき散らした後っぽいなあ。

風が強いせいか、遅くには雲がみんな吹き飛ばされ、空には数えきれないくらいの星が。ベランダに出て天頂を見上げる。首が痛いなあ。寝袋持ってくればよかった。

でも、大きな流れ星 ２つと小さな流れ星１つ見られた。大好きなオリオン座もプレアデス星団も見られたし、満足満足。ああ、でも首痛い。