
さて、まだ母が治りきっていないので実家にいるわけだが、さっき事件に遭遇した。
実家のすぐ裏のお店にお菓子を買いに行ったのだが(何年か前まで隣に食料品店があったのだが、今はもうやってないので、本来は洋品店のこのお店にお菓子や日用品も売っている)、なんだか様子がおかしい。
店長さんともう1人の男の人が、それぞれ虫取り網片手に、店内を抜き足差し足で移動している。2人とも店内の一点を凝視していて、その視点の先には。
あっ、ツバメ。
店長さんの話では、毎年店の中にツバメが入ってきて出られなくなるらしい。なので、持っている虫取り網もツバメ専用。しかし、虫取り網でツバメはつかまらんやろ。めっちゃ速いし。
そう広くない店の天井すれすれを、素晴らしいスピードで飛び回るツバメ。店の出入口は2ヶ所あるのだが、ツバメが飛び回っている高さよりは少し低い位置なので、なかなか出て行けない。
しばらくすると店長さんが、そういえば去年は店内の明かりを消したら外に出て行ったんだと思い出し、明かりを消してみる。
ツバメは出入口ではなく、少し開いている窓のところにとまったのだが、網で追うと外には出ずに壁と棚の間に落ちた。
みんなでその隙間を覗いてみたが、それらしい姿はない。かと言って、逃げて行った様子もないし、確かにここにいるはず。
結局、その隙間に落ちていた物のかげに身を潜めていたツバメを、店長さんともう1人の男の人が虫取り網をかぶせて捕獲。無事、店の外へ。
いやあ、いい時に買い物に来てよかった。面白かった。それにしてもツバメって、本当に飛ぶの速いんだなあ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます