坐禅会にて・・・

如月　坐禅会に参加した
先に　暖かい格好をするように言われ
風を通さない　ナイロン製の
ズボンを履いて行った

だが　このズボンが失敗だった
小さな硬くて丸い　クッションかと思われるほどの
座布団にお尻半分よりは　うしろに敷くのであるが
何せ　硬くて丸いものである

そして　ナイロン製のズボンで　座る
落ち着いて　座れないのだ
すぐに　滑って落ちるのである
（何と　受験生には恐ろしい言葉であろうか・・・）

また　胡坐を組むことの　難しいこと・・・
その時には　正式な胡坐は組めず
足を組むだけで　坐禅をしたのである
結構　組めない人は　多かったな～

坐禅に　入ると　最初は　足の痺れや
体勢を保てるか　不安が　頭の中を
交差したが　自然に頭の中が
空っぽになり　３０分は　
思ったよりは　簡単に　過ぎた

３０分を　途中に休憩を挟み
２回し　合計６０分の坐禅を行なった

我ながら　驚いたことには
雑念が　一つも起こってこないことだ！
合図がなければ　空っぽのままで　
延々と出来そうな　気さえした程である
悟りの世界に　入ってしまったのかな・・・？

曹洞宗の道元は「正法眼蔵坐禅儀」に
詳しく　坐禅の方法を書いている
宗教者であり、哲学者であり、教育者でもあったので
幾多郎の禅の哲学とは　深く縁があったのだろうな～

この坐禅　家に帰って　上の子に
やらせて見た　さっと組むのだ
そうすると　あることに気が付いた
それは　足の組み方があったということだ

組めなかったのは　恥かしながら　
単に　組み方を　知らなかったからだ・・・

この坐禅会を通して　無の世界を　実感することができ
貴重な　体験だったと思う・・・