木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

災害は忘れた頃に

2009-09-26 22:27:57 | Weblog
本日こちらの放送局では 伊勢湾台風50年 が盛んに取り上げられています
55年生きてきてたくさんの台風と出会いましたが
5歳の時にやってきたこの台風がやはり一番印象的だったと思う
僕の住んでた・・今も住んでるんだが名古屋の真ん中あたりもものすごい風に襲われた
当時さくら幼稚園に通ってた僕もその絵を描いた覚えがある
まだ覚えてる
へったくそなその絵には真中に家が一つあり
その瓦がいくつも飛んでる
自分が描いた絵の中で一番鮮明に覚えている
実際僕のうちの瓦も飛んだ 一部屋根が抜けた
壁ももし箪笥がなかったら抜けてただろう
それ以来父親は台風が接近するとオロオロして見ちゃいられないくらいの情けな男になってた
その恐怖はやはり体験したことのある人じゃ分からない

名古屋の真ん中あたりはこれで済んだが
南部はもっともっとひどい目にあった
高潮で防波堤は決壊し
貯木場の木材がいっせいに市内へなだれ込んだ
大きな木材がとんでもない武器になって家々を壊す
そして水位の上昇
5000人以上の被害者の多くが南部の低地の人たちでした

災害というものは 何処のどれをとっても悲惨なものである
せめてあったその日に振り返って少しでもその時の被害を教訓にすべきものなんだろうね

でも何も報道されなかったら僕も忘れてたろうな
ああいう絵を描いたことも・・


これからも地震をはじめ 来てほしくない自然現象が手ぐすねを引いて待ってるかもしれない
まだまだ用意不足
気をつけ、入れねば

コメント (24)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする