木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

打ち出の小槌

2011-03-06 22:43:02 | Weblog
さっきネットサーフィンしてたら懐かしいものが目に付いた
今日も悲しいお話だ(笑)

これ!
    



小さな写真だけれど懐かしい物とはこの上に写ってる
打ち出の小槌のキーホルダー(僕のはキーホルダーだった)
昔これに異様に執着してた時があった
18歳の時 僕の一番悲しい思い出に由来する
このブログを見ててくれる人にはおなじみの亡くなった弟
例えば、http://blog.goo.ne.jp/popg888/e/0e93b207ff90031e78b5d518ea72dc8e
僕は彼と離れたくなくて亡くなった彼の髪の毛を少しもらった
それをこれと同じキーホルダーに入れていたのだ
写真ではわからないかもしれないけど
これが同じものだとしたら
小槌の打つ面はねじ式になっていて
それを開けると5mm角くらいだったろうか小さな金属のお札が入ってた
それに髪の毛をしっかりと結んで、ねじを締めて
いつも必ずジーンズの右前のベルトホルダーにぶら下げていた

何かあるたびにそれを握りしめていた


どれだけ経った頃だろう
2・3年だろうか
ふと気づくとほんの数日前まで僕と一緒にいた弟がいなくなってしまっていた
ふたが開いて中のものが失われていた
宝物以上だったものを失くしてどれだけショックだったかしれない
何日間かめげた

  でも、考え直した。。
もう一人で歩いてゆけよ兄ちゃん 僕も一人で行く
弟がそう言ってるような気がした

失くした物の代わりに僕はそれを手にしたように思う
30数年前 遥か彼方、むかしむかしの物語だ
コメント (8)
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