アラカルト

76歳　平均寿命まで届かなかった同業者先輩のお葬式に列席してきました
前に少しだけこのブログでもお話したことがある人で
http://blog.goo.ne.jp/popg888/e/7d3f71f1221bd84d063f8bc76431a53e
お母さんが多分103歳　ご健在です
いつも母親のことを心配げに話しておられたその人のほうが早く逝ってしまわれました

今まで3回くらいかな
二人だけで喫茶店で話したりした
優しい人でした
昨年の暮れくらいだったかなぁ
いや今年に入ってからだったと思うけど最後の仕事を手伝ってもらった
いつも仕事し終わってから
僕の方からこれはいくらいくらの工賃にしてもらえる？
という値段の決め方で・・
と言っても本当は「見積もりして」というと「まああんたの言い値でいいわぁ」と言ってくれるんで
あまり安くならないようにそして僕にも利益があるように
そういう値段のつけ方をしていました
そして一週間後くらいにお金を持ってゆくと「そんなに早く持ってこんでもいいのに」といつも判を押したように言う人
もう手伝ってもらえなくなってしまいました
さみしいことです


お通夜の後　食事に行きました
そこでここでの常連Yさん
http://blog.goo.ne.jp/popg888/e/3b5b78f757164376345e6c0d58d2fb81
またお客さんが倒産したらしい
8か月の手形を含めて今度は150万だとか
ため息が出ます
なんで彼はそんなに不運が付きまとうのでしょうか
実は僕のところへも昨年から10万くらい入れられずにいたその状態で

今日改めて電話してきて詫びる
もういい・・ってこともないけど
無理して集金しようとは思わない
でもたぶん何とかして払おうとするはずだろう


今日近所のAさんを葬儀場まで乗せていった
彼が言う
「60前にもう後は遊んで暮らせるだろう　くらいの金を手にした
　そこで廃業しとけばよかったのに　まだまだ儲かりそうな気がしたんで仕事を続けた
　当たり前の感情だわな
　でもな　そこから一気に金が無くなっていった
　もう　あっという間に借金のほうが多くなる始末
　65で廃業してその後3年くらいメンテナンスをしながら　ようやくトントンで廃業できたわけだ
　悪くなると早いぞ　気を付けてな」
そういう人生もある
でも彼は今余裕ありそうな顔で散歩してるけどね