木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

アフターフェスティバル

2014-02-15 23:51:31 | まっち
「えっ? またか」
お中元とお歳暮の時期になるとここ数年同じ品が届くようになった
しかし罰当たりなことに、その品物に対してあまり心は動かない
しかもその入れ物が発泡スチロールで結構でかい
その処理も面倒


その正体は「豆腐」
普通スーパーで売ってるパック入りの豆腐が4個
僕が一人(息子も同居だが食生活は独立採算性)、母が一人
二つの一人暮らしに届く4丁は結構使いにくい
1パックで一食というには大きすぎる

おまけに何やらわけのわからんものも入ってた
水。 水がペットボトルに二本
それとごまだれとポン酢だれの小さな二瓶 
最後に生姜とゆず胡椒の小さな薬味パック

何とか豆腐は頂く
小瓶のごまだれは悪くはない
結構頑張って二人2パックずつ何とか消費してた
水? 温泉水とか書いてあって・・
説明書をしっかり読んでないから、使い道もよくわからんし、いつまでも冷蔵庫に入っているだけで気が付くとしょうがなく捨てていた

でも半年もするとまたその箱が届く

正直、もういらんなぁ
送り主に辞退しますと言おうかなぁ
そう思いながら昨年暮れのお歳暮の時期がまたやってきた
その箱が届いた  また。
あっ、電話しとけばよかった
あとの祭り アフターフェスティバル。。


去年のお歳暮の時期といえば、今までと違ってたことが一つあった
知り合った女性が身近にいた
    そうだ、持ってって食ってもらおう
悪魔のささやきに身を任せた
こんな箱、でかくて迷惑かもしれんけど、とちょっと身構えながら送ってきたそのまんまのひと箱を差し出した

「お母さんと食べればいいじゃん」という言葉に笑いながら拒否
「食べれたら、食べて」




実はそれが大変旨かったそうなのだ
彼女の20歳の息子が来たときに、その温泉水を使って湯豆腐にしたらしい
彼、目をむいて
「うんめぇ、こんなうんめぇ豆腐食ったことない」といいながら完食

温泉水が白濁状態になり、白い不透明の湯の中で踊る豆腐
付属のゴマダレをかけるなり、一味違ったポン酢をかけるなりすると一段と美味
しかも薬味のゆず胡椒がその威力を発揮した    らしい


次に邪魔した時にその大絶賛を聞かされ、実際にもう一度その温泉水で作った湯豆腐を振舞われた
「え? この数年間僕ら親子は何をしてたんだろう」 という味
参りました
これをこの次には辞退しようとしてたわけだ

        

雑誌「BRUTUS」の「日本一おいしいお取り寄せはコレだ!」との企画の鍋部門にて全国の有名鍋16点の中からグランプリに選ばれているってさ


というわけで全体的に完食してしまったのだが、また食べたいという欲求に駆られて
パソコンを駆使したミイ


http://cookpad.com/recipe/185898

重曹を使ったレシピを発見
再現にも成功して、今度は直に僕も彼女の息子君の絶賛を目にしました
「かっつん、美味い」って言ってくれました

直にご注文の方はこちらからどうぞ
http://www.saga-hirakawaya.jp/


コメント (18)
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