木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

老婆心ながら

2018-07-10 00:26:29 | 日本
「ニッポン行きたい人応援団」のことは前に書いたことあると思うけど
僕は毎週録画しながら周回遅れで見ている
今日見たのは先々週のかな?
お茶が大好きなアメリカの女の子の話だった

どんな話の時でも日本にご招待した外国人にその道のオーソリティーである日本人のところへ連れて行く
大喜びしてる彼らを見るのは楽しいものだ
でもいつも気になることが一つある
日本のそこにあることならそれはいい
例えば、かるた取りに興味を持つ子をいつも競技が行われる会場へ連れて行ったり
将棋に興味を持つ親子に羽生さんを紹介したり
そういうことは彼らの喜びにつながるだけだから大いに進めればいい
気になるのはノウハウを教えてしまうことだ
しかも何十年も培ってきた秘伝の方法を惜しげもなく伝授する
この前のメロンパン作りのオヤジさんはジョージアの青年にレシピを惜しげもなく晒してしまっていた
何て気前のいいことだろう と思った
ネットで見つけた自分を慕って遠い国からやってきた人に好意を持つのは全くもって不思議でも何でもない
好意を持った人に自分の持ってる秘密を教えてあげる
気持ちは凄くわかる
教えたからと言って自分に迫るほどの物を作れないと思ってるのかもしれない
でも日本人はそうやって独自のノウハウを韓国や中国相手に披露してきた歴史がある
にも拘らずまた同じことを繰り返しているある意味愛すべき日本人

僕の人生はもうそう長くないからこれからどうなろうと知ったことじゃない とはいうものの
また少し心配してしまってる
人に教えたらまたそれ以上の何かを身につける
これが今までの日本人だったのかもしれないけれど、これからもそれを続けることができるのか
かなり浸食されかかってるようにも思える

小せいこと言うんじゃねぇ と言われそうな気もするんだけどね
コメント (2)
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