木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

IR法案

2018-07-11 00:02:47 | 社会
統合型リゾート、IR法案の審議が参議院で始まったという
IRとはカジノを中心として会議場やホテル、商業施設や映画館などの娯楽施設を伴う複合観光施設だ
全国に3か所出来る予定で 東京以外に大阪、北海道、長崎県、愛知県、横浜市などが候補に挙がっているという
地元に誘致することによってメリットを享受しようとする自治体が名乗りを上げている

例によって野党は反対している
僕としては正直どっちでもいい
ただ野党の反対は安倍内閣への不信任の表れで今の僕には説得力はない
一番大きな理由としてギャンブル依存症の心配を口にするんだがそれはあまりにも現状を把握してない
ここのカジノには日本人の入場回数を「連続する7日間に3回、連続する28日間で10回」に制限し
マイナンバーカードでの本人確認を義務化し、カジノへの入場料は日本人から6千円徴収する
そういう予定からして依存症の人には入場へのハードルは高過ぎるんじゃないかと思う

ここで思うこと、ギャンブル依存症のことをもう少し真剣に対策すべきじゃないのか
日本のあちこちに入場無料の賭博場がある
競馬競輪競艇など公営の物もあるが、これらは毎日いつでも開催されているわけではない
世の中にはこの公営ギャンブルに嵌って道を踏み外す人もいるにはいる
しかしもっと大きな原因になっているのはパチンコに他ならない
これは街中あちこちにあってそれこそ入場無料
一番危ないギャンブル場だ

しかし正式にはここはギャンブル場ではなく遊技場と呼ばれる
ここでお金を賭けることはないからだという
ここで持ち球が増えた時点であるものに交換する
あるものとはライターとかボールペンとかちょっとした何でもないものだ
そのちょっとした何でもないものをパチンコ店のちょっと外に出たところに買い取ってくれるところがある
僕が知ってる限りそれは一個200円だったりする
実は昔僕もそうやって景品をお金に換えたことがあった
これは合法なのだそうだ

全くどうしようもないくらいに日本の恥 「本音と建て前」の世界だ
ここは警察は見て見ぬふりをする
もしどこかの喫茶店で 丁か半か お金を賭けてそんな遊戯をしていたら 警察は黙っていない
しかしパチンコの景品はお金に換えてもいいそうだ
しかもこの業界、警察OBの天下り先になることも多いと聞く
こんなことやっててIRでのギャンブル依存症云々はアホも休み休み言え に等しい と僕は思う

パチンコで使われるお金は年間約20兆円。
世界一のギャンブル場 マカオのカジノでは2兆6800億円
あの有名なラスベガスはどのくらいだと思います?  5300億円だそうです

もしギャンブル依存症を本気で心配するならどこをどうすればいいか誰でもわかると思います

韓国は一度パチンコを解禁しましたが、その様子を見てすぐに禁止にしています
立派な判断だと思います
しかも日本でのパチンコ収益金だけはちゃっかり着服しています
北朝鮮などミサイル代になっている可能性も大です。


実はカジノなんてなんでもなくて 考えなければならないのはパチンコの存在そのものです。



僕は小さい頃親父の膝の上でパチンコのハンドルを何度も何度も弾いた記憶があります
親父が玉を一個一個小さな穴に放り込んで その度ごとに僕が打つ
本当はそれでもパチンコは子供の入場はダメだったんでしょう
そしてうまく入るとチョコレートやお菓子に換えて帰路に就く
これが遊技場です。
自民党の悪政と警察幹部の癒着があって悪の温床となってしまったパチンコ業界 とまでは言い過ぎなのかもしれませんが
たくさんの国民を救おうと思うのなら 政府も警察もその利権に終止符を打って
本当に国民のための社会を作って欲しいと思います。




 
コメント (4)
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