木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

鍛冶屋の作業

2021-05-09 01:22:23 | 仕事
金曜日に久しぶりに鍛冶屋をやった。
使い減らした刃物を叩き出してまた刃を付け直す。
1日で12本の丸かんな棒を作りました。
刃付けはまた改めて。
仕事が半分やりだったのであと1日やれば完成する筈でしたが、朝の天気が前日と比べて涼しいことともう一つ空が曇りだったこと。
ずっと火と向き合ってする仕事ですから本当は冬の間にやりたかったのですが仕事の都合で延び延びになり遂にここまできてしまいました。
これから先は暑くなるばかりで自分が苦しくなるだけ。
そうそう、曇りって条件はハイスの丸棒がいい色に焼き込み叩き出す瞬間の色を確認するためです。
晴れだと火の中の鋼の色がうまく確認できないためです。
金曜日はここに来て千載一遇のチャンスだったわけです。
やはりこの歳になると一日中はきつい。
焼いて、ハンマーを振り下ろして叩き出すの繰り返し。
焼きが甘いと硬くて形を変えられない無理をすると折れる。焼きを入れすぎると脆く崩れる
ヒビが入って失敗したのが3本ほどありました。
それはグラインダーでそこまで落としてまた叩き直す。
鉄は熱いうちに打て は格言でもなく実際の作業です。
夕方5時過ぎまでかかってようやく予定数終了。あと数本やりたかったのですが

そんなこともあったからでしょうか
夜中の4時に寝ていて右足の脹脛から下が軽く痙攣した。立ち上がって少し歩けば治ると思って起きようと体勢を変えると左足の太腿が強烈痙攣。
これはいかんと半身起こすと今度は右の太ももの強烈痙攣。両足攻めに悲鳴。
いたたたたたた〜〜と思わず声が出る。
同じ部屋にいたマイケルもまるこも部屋から逃げ出しました。
これは少しの時間我慢してれば、過ぎ去るものだと分かっている。
強烈な痛さは数分でしょうか? 一山越えた時にゆっくり立ち上がって歩いて台所までゆく。
そうすると大体血が巡ってなのか落ち着きます。
長い長い数分の地獄の後、お茶を飲んだら普通に就寝。
そしたらまたマイケルが寝床に来る。
「痛かった?」と聞くような顔をする。
あんなに痛くて世間を恨んだのだが自分は恵まれているとまた思った。
ありがとう。。
今夜は痛くなるなよ。。。
コメント (2)
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