満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

佐原カントリークラブとメッカチ君

2008-10-21 | ゴルフ・旅行のハチャメチャ
10月4日(土)の話で申し訳ないが…(笑)
佐原(サワラ)カントリークラブへ行った

 
見てくれ。池だらけじゃろう(笑)
池を挟んで、右から左へ打って「9番」 左から右へ打ってが「18番」
つまり、OUT・INとも池超えを強要させられるのじゃ
ほいで、み~んなが見ておるクラブハウスが目の前なんじゃ(笑)
緊張するなって言ったって緊張するわな~(ハハハハハハ)

この日は、なんとか「95」
年間目標が95を切ることなもんで…実に惜しかった
前回ここで90を切ったので池はともかく、全体的には簡単なコースかもしれん

 
このゴルフ場には左目がつぶれた「メッカチ君」がおった
毛並みなんぞを見ると相当な老猫であろうと思われる
誰ぞにエサをもらっておるのか、フクフクと太り愛嬌のある可愛い猫であった

ゴルフの話からはそれるが…
昔、演劇部で「ノラ犬」っという芝居をやった

ある下町に人間に捨てられ、徒党を組んでいたノラ犬の集団がいた
そのノラ犬を率いているボスは、片目を失ったメス犬の「メッカチ」
ある日「メッカチ」は「チビ」っという子犬を拾い、仲間として認める
ノラ犬の集団は、身勝手な人間達によって捨てられた犬達で溢れ
日々の食べ物にも困るありさま
NO.2の若いオス犬は、役にもたたない「チビ犬」を仲間に入れることに反対したが
「メッカチ」の「こういう時こそ助け合う必要性がある」との意見に押し切られ
意見の対立を生む

若い犬達が奔走しても少しの食料しか手に入らない日々が続く
しかし「メッカチ」は
病気の犬にも年寄りの犬にも子犬にも、平等に食べ物を分け与えてしまい
ついにNO.2の若いオスと「メッカチ」との決闘が始まってしまう

若く力強いオス犬と、老齢とはいえ戦い慣れした「メッカチ」
なかなか決着がつかず、戦いは長引いていった
老齢の「メッカチ」には長期戦は不利である

このまま戦いが続けば「メッカチ」はボスの座から引きずり下ろされてしまう
傷つき倒れ込んだ「メッカチ」に若いオス犬が最後の一撃を与えようとした瞬間

そこへ近所の住民からの通報を受け
「保健所の人間」が「ノラ犬の捕獲」に乗り込んで来たのである

戦っていた相手の若い犬を助けようとし、捕獲されそうになった「メッカチ」を
あの、「メッカチ」に拾われた「チビ犬」が間に割ってはいり
人間に一撃を受け倒れ込んでしまう

実は「チビ犬」の母犬は、保健所に連れていかれ薬殺されていた
自分を守って殺されてしまった母犬のことを思い出し
目の前で人間に捕らわれようとしている「メッカチ」を
助けずにはいられなかったのである

また「メッカチ」は過去に、自分の不注意から人間に殺された子犬がいた
今また、自分の手の中で小さな命が消えようとしている

「チビ犬」は「メッカチ」を母犬のように慕い
「メッカチ」も「チビ犬」のことを我が子のように思っていたのである

チビ犬はメッカチに「ママ…」っと一言いって小さな命の炎を消した

若い犬達は散り散りに逃げてしまい、残されているのは弱い犬たちばかり
皆を助けようと奔走するが、間に合わない
「メッカチ」は自らの命を投げ打って「保健所の人間」に立ち向かい
皆を逃がそうっとし、死んでしまうのである

ま、簡単に言うとこんなお話なのである
代々受け継がれている台本なのであるが…キャスティングとしては…
「メッカチ」は姉御肌タイプの少々太ったお姉さん
「チビ犬」は痩せた可愛らしい少女が定番であった

がなぜか…この年の「ノラ犬」は
「チビ犬」は痩せた可愛らしい少女で決まったのだが
「メッカチ」はヒョロっと痩せて背の高い、私が大抜擢されてしまった

皆のイメージが定着しているこの芝居で、私がメッカチをやるのは大変だった
どう見たって…母と子にはなれない(笑)
ストーリーは、客を泣かせてなんぼの内容である
セリフは「渡る世間は鬼ばかり」ほどある(笑)
この時ばかりは…学校を辞めたいっと思った(ハハハハハハ)

なんとか演出家と話あい、母子の情愛で訴えるのではなく
対人間の卑劣さへ客の目を持っていき、無事に成功できた思い出の一品である

ゴルフ場の「メッカチ猫」を見て
本当に久しぶりにあの頃の辛さを思い出した(笑)
「メッカチ猫君」もノンキそうな顔をしておるが
日々の生活を考えると大変なんだろうの~~ガンバレよ~(笑)

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