NHKでドラマ化もされていた「御宿かわせみ」
平岩弓枝原作で昭和48年から現在も続いているベストセラーである。
江戸後期、黒船なんぞが来航した激動のアノ時代。
同心の娘「庄司るい」は、父親がある事件で失脚し亡くなったのを機に
武家を捨て「かわせみ」という旅篭を経営していた
父親の下で働いていた凄腕岡引「嘉助」が番頭として
また庄司家の奉公人だった「お吉」が中居として
「るい」について「かわせみ」で働いている
幼馴染の神林東吾がチョイチョイと遊び来る
二人は恋仲なのだが、東吾の家が筆頭与力と家柄が高く
また、家督を相続した兄夫婦に子供がないため、跡継ぎを東吾へとの話もある
「るい」は元同心の娘だが、現在は武家を捨て旅篭の女主人
しかも東吾より一歳年上なもので…なかなか二人の恋は成就しない
東吾の幼馴染で同心の「畝源三郎」が「かわせみ」に持ち込む事件を
縁あって友人となった医師「麻生宗太郎」も手伝い解決していくっという
人情味のある捕り物のお話である
そんな二人「東吾」と「るい」も、第12巻「恋文心中」の「祝言」で結婚した
「麻生宗太郎」も「畝源三郎」もそれぞれ結婚し、子供を儲けている
さて、江戸が終わり明治となった「新・御宿かわせみ」では…
(なんと…しばらく読んでいないうちに…明治になっておった…ハハハハハ)
東吾が行方不明…。 んっ? 主役不在? んじゃ~誰が主役なんだ???
っと思ったら、なんと東吾が酒に酔った勢いでつい一夜を…ってな状況で
もしかしたら東吾の隠し子?っと思われていた麻太郎君が、
東吾の実家神林家を継いで主役に…
医師の麻生宗太郎の実家が何者かに襲撃され、殆どが殺害されていた…
残っておるのは宗太郎と娘のみ…(マジっ!?っと思わず本を落としそうになった)
同心の畝源三郎は、麻生家の事件を追いかけている途中で殺害され…(アワワワ)
源三郎の妻と娘は外人相手に小物を売り、
息子が探偵をやりつつ父と麻生家の仇を探っておる
2005年連載停止から、また「御宿かわせみ」が始まる~っと喜んだが
なんと思いきった幕開けか・・・(ハハハハハ)
それぞれの子供達が力を合わせ、麻生家事件の謎を追いつつ
諸々と舞い上がる事件を解決へと導いている。
以前の雰囲気も残したまま、メンバーだけが入れ替わったのだが…
そこはかとなく流れる空気が、ほの暗い悲しみを漂わせているので、なんだか悲しい
何人もが事件や事故で亡くなっているので、仕方がないと言えば仕方がないのだが
新しく若いメンバーにした理由の一端である、爽やかな風が流れていないのが残念である。
とはいえ、明治の新風が江戸庶民に与えた影響などは読んでいて面白い。
教科書では「暦が西洋暦に変更された」などと一行で終わっていた部分も
旧暦の正月を愛でていた人々の戸惑いが、ほんのり描かれているシーンもあり
やっぱり「御宿かわせみ」だな~っと思う(笑)
続いて「華族夫人の忘れもの」「花世の立春」と続いているらしい
「御宿かわせみ」シリーズで「るい」と「東吾」のコンビを楽しんでいた人から見れば
あまりの変化に付いて行きがたいが…
江戸の庶民にとっての明治も、付いて行きがたい不可思議な世界であったのかもしれん
新しい世界の新しい空気を胸一杯に吸い込む若者達の、今後に期待したい
だけどな~。だんだん現代っ子っぽい動きが見えて来ておるでな~~
江戸時代の、どこか凛として、せっかちなんだけどノンビリしておるような
そんな世界観が好きだったもんで、気持ち的には微妙~っと思う
とりあえず、麻生家が襲われた謎は知りたいので…もう2巻は読むか~(笑)
平岩弓枝原作で昭和48年から現在も続いているベストセラーである。
江戸後期、黒船なんぞが来航した激動のアノ時代。
同心の娘「庄司るい」は、父親がある事件で失脚し亡くなったのを機に
武家を捨て「かわせみ」という旅篭を経営していた
父親の下で働いていた凄腕岡引「嘉助」が番頭として
また庄司家の奉公人だった「お吉」が中居として
「るい」について「かわせみ」で働いている
幼馴染の神林東吾がチョイチョイと遊び来る
二人は恋仲なのだが、東吾の家が筆頭与力と家柄が高く
また、家督を相続した兄夫婦に子供がないため、跡継ぎを東吾へとの話もある
「るい」は元同心の娘だが、現在は武家を捨て旅篭の女主人
しかも東吾より一歳年上なもので…なかなか二人の恋は成就しない
東吾の幼馴染で同心の「畝源三郎」が「かわせみ」に持ち込む事件を
縁あって友人となった医師「麻生宗太郎」も手伝い解決していくっという
人情味のある捕り物のお話である
そんな二人「東吾」と「るい」も、第12巻「恋文心中」の「祝言」で結婚した
「麻生宗太郎」も「畝源三郎」もそれぞれ結婚し、子供を儲けている
さて、江戸が終わり明治となった「新・御宿かわせみ」では…
(なんと…しばらく読んでいないうちに…明治になっておった…ハハハハハ)
東吾が行方不明…。 んっ? 主役不在? んじゃ~誰が主役なんだ???
っと思ったら、なんと東吾が酒に酔った勢いでつい一夜を…ってな状況で
もしかしたら東吾の隠し子?っと思われていた麻太郎君が、
東吾の実家神林家を継いで主役に…
医師の麻生宗太郎の実家が何者かに襲撃され、殆どが殺害されていた…
残っておるのは宗太郎と娘のみ…(マジっ!?っと思わず本を落としそうになった)
同心の畝源三郎は、麻生家の事件を追いかけている途中で殺害され…(アワワワ)
源三郎の妻と娘は外人相手に小物を売り、
息子が探偵をやりつつ父と麻生家の仇を探っておる
2005年連載停止から、また「御宿かわせみ」が始まる~っと喜んだが
なんと思いきった幕開けか・・・(ハハハハハ)
それぞれの子供達が力を合わせ、麻生家事件の謎を追いつつ
諸々と舞い上がる事件を解決へと導いている。
以前の雰囲気も残したまま、メンバーだけが入れ替わったのだが…
そこはかとなく流れる空気が、ほの暗い悲しみを漂わせているので、なんだか悲しい
何人もが事件や事故で亡くなっているので、仕方がないと言えば仕方がないのだが
新しく若いメンバーにした理由の一端である、爽やかな風が流れていないのが残念である。
とはいえ、明治の新風が江戸庶民に与えた影響などは読んでいて面白い。
教科書では「暦が西洋暦に変更された」などと一行で終わっていた部分も
旧暦の正月を愛でていた人々の戸惑いが、ほんのり描かれているシーンもあり
やっぱり「御宿かわせみ」だな~っと思う(笑)
続いて「華族夫人の忘れもの」「花世の立春」と続いているらしい
「御宿かわせみ」シリーズで「るい」と「東吾」のコンビを楽しんでいた人から見れば
あまりの変化に付いて行きがたいが…
江戸の庶民にとっての明治も、付いて行きがたい不可思議な世界であったのかもしれん
新しい世界の新しい空気を胸一杯に吸い込む若者達の、今後に期待したい
だけどな~。だんだん現代っ子っぽい動きが見えて来ておるでな~~
江戸時代の、どこか凛として、せっかちなんだけどノンビリしておるような
そんな世界観が好きだったもんで、気持ち的には微妙~っと思う
とりあえず、麻生家が襲われた謎は知りたいので…もう2巻は読むか~(笑)