山形地方に伝わる民話に「古屋のもり」というのがある。
形を変えて日本全国に広がっている話なので、聞いたことがあるかもしれん。
同じような伝承話がモンゴルにもある。元の話はモンゴルっと考えた方が筋かもしれん
古い家にジイ様とバア様が二人っきりで住んでいるのは、どのお話しも一緒。
そのジイ様とバア様が飼っている動物は、馬だったり、牛だったりする(笑)
その馬や牛を狙って、動物が家に入り込む
これも土地によって、熊だったり、オオカミだったり、虎だったりする
それと同時に「どろぼう」もこの家に入り込む。
猛獣と泥棒が年寄り夫婦の家に同時に忍び込むのである。絶対絶命である(笑)
ところが猛獣も泥棒も、この年寄り夫婦が寝込むまで待つ体制を取る
無用な殺生はしたくないとの思いがあるのかの? エエ~心がけじゃ
眠る前の一時、ジイ様とバア様はボツボツと二人で話をする
「熊は怖いよな~」「オオカミも怖い」「虎なんぞもっと怖い」なんぞと話しておる内に
「でも、一番怖いのは、フルヤノモリじゃろう」っと二人の話は落ち着く。
この話をボーっと聞いており一番「フルヤノモリって…なに?」っと思うのが
この家に忍び込んだ猛獣である。「自分より怖いもんって…なに?」っと考え込み…
考えこんだ末に怖くなってしまう(アハハハハハ)
勝手に妄想を暴走させ怖さがピークに達する頃に、この猛獣に泥棒が飛び掛る
もちろん泥棒は馬もしくは牛を盗みに入ったので、それっぽいモノに飛び掛ったのだが
飛び掛られた猛獣はタマラン(笑)一気パニくって泥棒を乗せたまま逃げていく
その後の話はそれぞれ違う。
モンゴルに伝わる話では、泥棒は王様になるし、虎は尻尾を切られる(笑)
ジイ様とバア様の話しておった「フルヤノモリ」は「古屋の雨漏り」のことで
雨漏りがすると、乾燥させた備蓄用の食べ物がダメになってしまうので
猛獣よりは怖いっと話しておったようだ。
しかし、伝承話しというのは口から口へと伝えられ、少しづつ形を変えて広がるのな~
伝言ゲームなんぞをやっても、最初の話と最後の話では大きく変化してしまう
この「フルヤノモリ」も国によって、土地によって様々に変化し
眠る前の子供の耳を楽しませてきたのかもしれん
さてお話しは、先日我が地方に雪が降った日へと変わる。
その雪は前日の昼時に一時降り、止んだかな~っと思ったら、また夕方から降り出した。
なんだかベチャベチャして、体にまとわり付くような雪であった
バイクで通勤をしている私は、雪がヒドクなる前に早々に会社を退社したのだが
翌日出社してみると、何人かの男性社員が廊下や階段で着替えをしておった。
我が社最年少の男子に「どうした?」っと聞くと
「男子ロッカーが水びたしなんです…」っと言う。
なんで?っと聞くと解らないと答えた
次に出会った男子社員は、手に雑巾を持って走っておった
やっぱり「どうした?」っと聞くと
「バケツの水をひっくり返したみたいで…」っと言いながら走って行った
男子ロッカールームは、何時入ってもスエた腐敗臭の漂う辛気臭い場所での
50名近くいる男子の平均年齢が47歳の我が社なもんで
若い汗のニオイより、中高年の加齢臭の方が強い(笑)
私ですら、滅多に近寄らない場所なもんで…実際に行って現場を見るのに躊躇した
よって朝に出会った2名の男子社員の言葉を鵜呑みにし
「誰かが大量の水をこぼした為に、男子更衣室が水びたしになった」っと理解したのだ
ところがこの日の残業時間に、どこやらから突然変な音がした
「ボタ・ボタ・ボタ」
何?っと思って顔を上げると、私の斜め前に大粒の雨が降って来ていたのだっ!
よく見ると蛍光灯の脇から雨漏りがしておる。
私の居る事務室は2Fにあり、その上の3Fには…男子更衣室がある
大慌てで机の上のパソコンを避け、電気を消して蛍光灯を外した
それから3Fの男子更衣室に走って行って見たが、別に異常は見当たらない
そこで、残業時間に居残っておった男子社員の事情聴取となった。
実は…なんのこたぁ~ない。数名の社員の言葉を鵜呑みにし、勘違いした私に原因があった
前日から降ったベタつく雪が、社屋の壁に張り付き
ケチな会長がケチって作った社屋だもんで、壁・屋根の隙間からジュワっと入り込み
男子更衣室が水びたしとなっていたらしい
壁からジョ~っと水が染み出るさまは、得も言われん状況だったらしい(ハハハハ)
男子数名で水はふき取ったが、壁つたいに3Fから2Fの屋根裏に落ち
出口を求めた水が蛍光灯の隙間からポタ~っと室内に落下したのであった~
人から人への語りは追求せずに文字通り受け取ると、自分の都合の良いように勘違いし
ほんの2~3人で見事に内容が崩れるていくのな~~(笑)
それにしても我が社の社屋。
ちょっとした雨で雨漏り、雪でも雨漏り、台風では外と変わらずってな状況では
「鉄筋だ~」っとエラそうに言っておっても
「古屋のもり」と変わらんぞなもし~
注)ちなみに我が社の場合、「古屋のもり」より、「熊」より、「虎」よりも…
「ケチ会長が一番、怖いがの」(ガハハハハハハ)
さて…どうやって雨漏りの修繕費を…会長から捻出すればエエかの~~(笑)
ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)
形を変えて日本全国に広がっている話なので、聞いたことがあるかもしれん。
同じような伝承話がモンゴルにもある。元の話はモンゴルっと考えた方が筋かもしれん
古い家にジイ様とバア様が二人っきりで住んでいるのは、どのお話しも一緒。
そのジイ様とバア様が飼っている動物は、馬だったり、牛だったりする(笑)
その馬や牛を狙って、動物が家に入り込む
これも土地によって、熊だったり、オオカミだったり、虎だったりする
それと同時に「どろぼう」もこの家に入り込む。
猛獣と泥棒が年寄り夫婦の家に同時に忍び込むのである。絶対絶命である(笑)
ところが猛獣も泥棒も、この年寄り夫婦が寝込むまで待つ体制を取る
無用な殺生はしたくないとの思いがあるのかの? エエ~心がけじゃ
眠る前の一時、ジイ様とバア様はボツボツと二人で話をする
「熊は怖いよな~」「オオカミも怖い」「虎なんぞもっと怖い」なんぞと話しておる内に
「でも、一番怖いのは、フルヤノモリじゃろう」っと二人の話は落ち着く。
この話をボーっと聞いており一番「フルヤノモリって…なに?」っと思うのが
この家に忍び込んだ猛獣である。「自分より怖いもんって…なに?」っと考え込み…
考えこんだ末に怖くなってしまう(アハハハハハ)
勝手に妄想を暴走させ怖さがピークに達する頃に、この猛獣に泥棒が飛び掛る
もちろん泥棒は馬もしくは牛を盗みに入ったので、それっぽいモノに飛び掛ったのだが
飛び掛られた猛獣はタマラン(笑)一気パニくって泥棒を乗せたまま逃げていく
その後の話はそれぞれ違う。
モンゴルに伝わる話では、泥棒は王様になるし、虎は尻尾を切られる(笑)
ジイ様とバア様の話しておった「フルヤノモリ」は「古屋の雨漏り」のことで
雨漏りがすると、乾燥させた備蓄用の食べ物がダメになってしまうので
猛獣よりは怖いっと話しておったようだ。
しかし、伝承話しというのは口から口へと伝えられ、少しづつ形を変えて広がるのな~
伝言ゲームなんぞをやっても、最初の話と最後の話では大きく変化してしまう
この「フルヤノモリ」も国によって、土地によって様々に変化し
眠る前の子供の耳を楽しませてきたのかもしれん
さてお話しは、先日我が地方に雪が降った日へと変わる。
その雪は前日の昼時に一時降り、止んだかな~っと思ったら、また夕方から降り出した。
なんだかベチャベチャして、体にまとわり付くような雪であった
バイクで通勤をしている私は、雪がヒドクなる前に早々に会社を退社したのだが
翌日出社してみると、何人かの男性社員が廊下や階段で着替えをしておった。
我が社最年少の男子に「どうした?」っと聞くと
「男子ロッカーが水びたしなんです…」っと言う。
なんで?っと聞くと解らないと答えた
次に出会った男子社員は、手に雑巾を持って走っておった
やっぱり「どうした?」っと聞くと
「バケツの水をひっくり返したみたいで…」っと言いながら走って行った
男子ロッカールームは、何時入ってもスエた腐敗臭の漂う辛気臭い場所での
50名近くいる男子の平均年齢が47歳の我が社なもんで
若い汗のニオイより、中高年の加齢臭の方が強い(笑)
私ですら、滅多に近寄らない場所なもんで…実際に行って現場を見るのに躊躇した
よって朝に出会った2名の男子社員の言葉を鵜呑みにし
「誰かが大量の水をこぼした為に、男子更衣室が水びたしになった」っと理解したのだ
ところがこの日の残業時間に、どこやらから突然変な音がした
「ボタ・ボタ・ボタ」
何?っと思って顔を上げると、私の斜め前に大粒の雨が降って来ていたのだっ!
よく見ると蛍光灯の脇から雨漏りがしておる。
私の居る事務室は2Fにあり、その上の3Fには…男子更衣室がある
大慌てで机の上のパソコンを避け、電気を消して蛍光灯を外した
それから3Fの男子更衣室に走って行って見たが、別に異常は見当たらない
そこで、残業時間に居残っておった男子社員の事情聴取となった。
実は…なんのこたぁ~ない。数名の社員の言葉を鵜呑みにし、勘違いした私に原因があった
前日から降ったベタつく雪が、社屋の壁に張り付き
ケチな会長がケチって作った社屋だもんで、壁・屋根の隙間からジュワっと入り込み
男子更衣室が水びたしとなっていたらしい
壁からジョ~っと水が染み出るさまは、得も言われん状況だったらしい(ハハハハ)
男子数名で水はふき取ったが、壁つたいに3Fから2Fの屋根裏に落ち
出口を求めた水が蛍光灯の隙間からポタ~っと室内に落下したのであった~
人から人への語りは追求せずに文字通り受け取ると、自分の都合の良いように勘違いし
ほんの2~3人で見事に内容が崩れるていくのな~~(笑)
それにしても我が社の社屋。
ちょっとした雨で雨漏り、雪でも雨漏り、台風では外と変わらずってな状況では
「鉄筋だ~」っとエラそうに言っておっても
「古屋のもり」と変わらんぞなもし~
注)ちなみに我が社の場合、「古屋のもり」より、「熊」より、「虎」よりも…
「ケチ会長が一番、怖いがの」(ガハハハハハハ)
さて…どうやって雨漏りの修繕費を…会長から捻出すればエエかの~~(笑)
ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)