う~。なんか最近、gooのブログ投稿欄が変わってしもうて使い方がイマイチ(笑)
どうにも写真サイズが旨くいかん。。。デカイの~(ハハハハハ)
高い料金を出して、2泊3日で猫をレンタルする話の短編集なのだが
相手は猫だぞ。レンタルなんぞ無理じゃろうっと思ったが、
猫が話題の本に目がないので読んでみた(笑)
犬は人に付くが、猫は家に付くと言われている。
そこを利用し、猫には家ではなくブランケット(毛布)に付いてもらいレンタルするらしい。
我等夫婦は、新婚旅行でオーストラリアへ行ったのだが
そこで「コアラを抱っこしての撮影会」ってのに参加させられた。
飼育員の説明によると、「コアラはとても気の小さい動物」だそうで
人に抱かれると緊張のあまり尿もれを起したり、寿命を縮めたりするのだっと言い切っていた
だったらこんな撮影会なんぞ
しなけりゃエエんじゃないかい?
っと誰もが心の中で思ったが、既にツアー金額の中に組み込まれたイベントだったし
オーストラリアくんだりまで来て、コアラと接触しないのもなんだし
ここでコアラの寿命云々を論議しても始まらないので
大人しく飼育員の指示に従い、誰がコアラの尿を浴びるのか?っとドキドキしながら抱いた。
結局、誰もコアラの尿は浴びなかったし
コアラよりも、抱いていた人間のほうがよほど緊張したイベントだったが
コアラに触れられたし抱けたという満足感もシッカリあったのはいなめない。
このように、多分、動物にとって悪影響のある行為だろうな・・・っと思っても
人はそれを独自の満足感のために、実行することがままある。
そんな気持ちを持ちながら読んだのだが、さすが重松氏。
読んでいるうちに、それぞれレンタルされる側の猫も
結構、楽しんでいるのでは?ってな表現が見える
子供が居ない夫婦が猫をレンタルしてみたが、二人っきりの生活に突然現れた異物に
夫婦は戸惑いを隠せなくなる話や
祖母の愛していた死んだ猫と似た猫をレンタルした家族に
いじめっ子が借りた猫
など全7作品が収録されている。
猫好きにむけて…とは少しいえない作品だけれど
こんな猫なら、一緒に暮らしてみたいなっと思う猫には出会える作品かと思う。
レンタルされた猫が拠り所としていたブランケットが消えてしまう。
大切なものを失おうとしている娘が、猫が大切なものを失った時にどうするかを試したのだ
ひたすらパニックに陥った猫を見て娘の母が言う
「猫は大切なものを失ったら、困ることしかできないけど
人間は違うの。
大切なものがなくなっても、それを思い出にして
また新しい大切なものを見つけることができるし、
勝手に見つけちゃうものなのよ、人間は」
シュールで淋しい言葉だが、ウソではない。
でも年代によるかもしれない。また新しい何かを見つけなくても
思い出だけで生きていける場合もあるんじゃないかな。
今回の震災で大切なものを失った沢山の人々が居るが
新しい大切なものを見つけることが、そんなに必要なことだとは私は思わない。
大事なのは、失った大切なものに恥じないように生きることじゃないかな
ところで、震災と言えば…相変わらず日本の政治はトホホじゃの~
この未曽有の大震災に権力争いをしている場合じゃないだろうに。
なぜ一丸となって戦わん?
国民は今、節電を心がけたりしながら自分が出来ることを着々と進めておるぞ
誰が悪いと追及している場合か?
言わしてもらえば、いざって時の明確なマニュアルすら作っていなかった
前政権の自民党にも問題があっただろう。
全ての根源に前政権の長い統治の末の汚泥がこびりついている。
自分たちが政権を握っていた時の野党と同じことをやって、なにが楽しい?
時と場合を考えよ!
結局…日本の政治家は無能で、役人が国を動かしているんだの
どうせ無能なら、せめて皆で力を合わせ一つでもよいから何か結果を出してみろ
たまたま違う政党が政権を握っておったとしても
種を蒔いて、それを放置し、ここまで雑草をはびこらせたのは自民党だ。
それを真摯に受け止めて、権力闘争を二の次にし
新たな日本を創る姿勢を見せない限り、自民党にも未来はない。
お願いだ。負けない日本を創るために、国民・政治家・役人・企業、皆で力を合わせ
この難局をなんとしても乗り越えよう。
未来を担う子供たちの為に。
ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)
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