満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

ついに来た!定年退職

2011-06-13 | 会社のハチャメチャ
今年の12月で63歳となる夫は、先週の金曜日についに定年退職となった。
夫の会社は60歳で定年となるのだが、役員という名のもと3年も会社に奉仕し続けた。
昔々のその昔、50歳で定年退職していた時代を考えれば13年も多く働いたことになる。
まして、50歳で定年退職していた頃より貰える年金の額が少ないことを考えれば
夫でなくても「なんだかな~」っと思うだろう。

昔と比べ、さして平均寿命が延びた訳でもないのだから
「やれやれ」っと一息ついたとしても、健康で過ごせる時間は本人が思うよりも少ない。
それなのに…夫の会社は「も少し働きませんか~?」っと言う。
人によっては「ありがたい」っと思う言葉かもしれんが
働くことによって貰えるはずの年金額が減るのなら、働くことを止める勇気も必要だと思う。

始めこの話を聞いた時に、私は「働け!」っと言った(笑)
そりゃそうだろう。私が働いているんだから当然、働けよっと思ったのだ(アハハハハ)

だが、会社の仲の良い友人が57歳にして
朝、布団の中で冷たくなって発見されたという事件があってから
私の気持ちが徐々に変化し始めた。

「人の命は思ったよりも儚い」

体調不良を訴えてはいたが、どこの病院へ行っても「どこも悪くない」と言われていた友人が
心臓発作でポックリ亡くなってしまったという出来事は、結構な力で私にのしかかった。
そして私は、自分の人生で何を大事にするか?ってことを真剣に考えるようになった。

「働くこと」 これ自体は私も夫も嫌いではない。
でも、昔ほど思ったように頭も体も動かなくなってきていることも否めない。
つまり、衰えてきているのだ。
ならば40年近くも働き続けた夫を少し休ませてあげてもバチは当たらんじゃろう
そんな風に思った。

でもの、まだ私の心の中にゃ葛藤がある。
だってな~。主と婦の逆転現象となるんぞ。
ましてや…アイツ。平日にゴルフへ行きまくる算段をしておるしの~

っということで金曜日には、花束やら記念品やらを抱えて夫が嬉しそうに帰ってきた。
笑ったのが花束。先月我社で定年退職した方に私が買ったのとソックリじゃった。
どこの総務も似た様なチョイスをするのな~。

夫の顔には悲壮感どころか、隠しても隠しきれんウハウハ顔が滲み出ておる。
そりゃそうだ。今月だけでこの後、6件ものゴルフが彼を待っている。
こんなに元気なら…やっぱしもそっと働かすべきであったか?

ま、家に居続けて、悲壮感を体中から漂わせているよりは、エエかもだけどね

今後、ボケられても困るので
彼には私の個人事業「満天ステーション」の事務を手伝ってもらうこととしている
給料=小遣いを払うんだから、ゴルフばっかしておらんで
しっかり働けよ~~~(ガハハハハハ)

とりあえず、長い間、一生懸命に働いてくれてありがとう。
お疲れさまでした。

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