甘い夢を見せておいて、
地獄に落とすのが好きとか、
人間の哀しい性だと思うが、
違いますか。
地球に囚われている時点で、
終わっている気がする。
低次元思考の自分に、
激しく落胆しています。
それまであまりに完璧過ぎて、
あまりに一途で、強すぎて、
つけ込む隙すらなかった人間が、
滑落してゆくシーンを描くのが、
堪らなく好きで仕方がありません。
物悲しい楽曲は似合わず、
逆に激しく抗う音楽が美しく
共鳴する世界観。
哀しいシーンには、列しい曲が。
激しいシーンには、もの哀しくなる曲が、伴走してくれれば、
物語は盛り上がる。
夜が暗いから、朝が眩しくあるように、
不幸続きだったから、
僅かな幸せに気づくように、
全ては、表裏一体なのでしょう。
それが世界の理。
美しい物語など、
誰が描くか。
残酷だからおもしろいんだろ。
あまりに世界が不条理だから、
抗って死んでいく人間が、
愛しいくらいに美しいのですよ。
来週は、信濃国分寺を目指すことにした。
大日如来を安置する「信濃国分寺」(=太陽)、国土を御神体とする「生島足島神社」(=大地)、夫神岳のふもとにある信州最古の温泉といわれる塩田平の「別所温泉」(=聖地)が、1本の直線状に配置されているのを、レイラインと云うらしい。
龍と共に生きるまち、塩田平を訪れて,
初めて知った。
この地に龍神がいたとはな。
信濃国分寺を訪れたたら、
レイラインを辿る旅が終わる。