小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

ちゃんとでなく『EUREKA』、かみなりでティー(07/20~26)

2009-07-29 02:29:15 | 週間日記
日食の朝、地上でも球体が一列 


今回は一週分。火曜深夜になった先週日記です。

●7月
20日(月)塾も中止になったので、星野のカレーうどんをつくって阪神:ヤクルトをみる
21日(火)昼に中1Eリ君が来て夏休み塾~晩は同級生Mト君一家、その取引先Iワさん母子と誕生日セットがある大寄・たからやへ。受験の話ほかいろいろだが、18歳になるIワさん娘が「お古で悪いけど」とプレゼントに持ってきた幼稚園時代の色鉛筆セットを「そんなに昔の…」といってたが、考えてみるとそれは実は1997年というちょっと前でそう思えるおとなは笑う~Mト君宅に泊。WOWOWで日曜にやってた『大YAMATO零号』というのをコピーしてって1話半くらいみたが、ストーリーはまったく頭に残ってない。うちにもとってあるが、みないだろうな
22日(水)朝帰ると競馬の達人から連絡あり、これから寝るのでその前にということで電話打合せ~いったん風呂に入って、アマゾンから海を越えて来た Claudia Villela, Kenny Warner "Dreamtales"(2004) 初聴。Mixiミュージックでも、まだ再生メンバーは一人だけ~寝て起きてから原稿~宿酔でキュウリしか食えなかったので、ここは山田うどんの安っぽい冷やした抜きそばを食う絶好のチャンスと向かうがすでに閉店で、安っぽさならひけをとらないはなまるうどんでかけ中盛~TSUTAYAに行って「レコードコレクター」はあったが「ミュージックマガジン」がないので文真堂で購入。Perfume が表紙で、そういえば前回の表紙のときも多分10年ぶりくらいに買い逃した。「レコードコレクター」ともども、もういらないかな、と思いつつ、つい買ってしまう~帰ってライブビート、Stone Roses 1995年のライブを録音。前日の色鉛筆より前なんて吃驚~前に録音したテニスコーツという不思議なバンドのライブもきく~入浴後、映画み始めたがすぐに寝る
23日(木)昼、たまごピーマントマトチーズサンドつくって、牛乳出したらヨーグルト化してたのでトマトジュースに切り替え。冷蔵庫が少し開いてた~突然原稿が入ったので打合せから間にコーヒーその他はさみ4時間で完了はいいペース。新聞切抜きは渡辺裕『考える耳』で「国営マンガ喫茶は無駄づかいか」~買い物で何となく太田へ~まず、ドンキホーテでベンネヴィス980円~本来は初食のハングリードラゴンを予定していたが、なんとなく華月でタンメン+餃子~コジマでVictorのDVD-R50枚1980円。最近、ほかのだとエラー率が高いので冒険はやめた~ついブックオフに寄ってしまい、買わないでいられるかがまん実験も考えたが、やはり負けて100円3冊。山本夏彦『夏彦の写真コラム傑作選1 1979-1991』藤原正彦編、黒井千次『老いるということ』、小川洋子『物語の役割』
24日(金)塾は中1、国語リテラシーでは雑学本を読んで問題作り出しっこ。絵描き歌も流行る~自宅映画何度か途中で寝たがおもしろい清水宏『簪(かんざし)』(1941)から、気合が抜けている方がいいかも知れんと青山真治『EUREKA』(2000)はすごかったけどさすがに途中で寝る
25日(土)暑いけどファイトでラーメンは、麺以外は富士食堂タンメンにもっとも近い尾島・松よし~暑いのでたまらんとベイシアに涼みに行ったら21日に豪雨のうちわ祭でフラを踊っていたという同級生Hトさん夫妻に会う~競馬敗戦~同級生Mト君一家、都内から雷文ハイの噂をきいてやってきたYコさん、Nラさんと、まず雷文@カフェはホルモン焼きはもちろんだが、市内独特の「もんじゃき」が気に入ってもらえてよかった。途中路上カフェで山車を見ていると、通りがかった6月に杉に上がったウー救助依頼のYジ君、その兄で同級生のIミ君は6月の火葬場以来→ワインマーケットカゴハラでさらに飲む~よくおぼえてないが代行で帰った
26日(日)最終日曜ペットの日でキャネットを買いにヤオコーへ。四袋購入~競馬は送信するも間に合わなかった1万7千円が当たるなどちぐはぐで完敗~気を取り直して相撲をみてから天ぷら作成~姉の息子夫婦と話をして早く寝てしまう~起きて『EUREKA』の続き

【カウンター09】
ラーメン2/87 他外食1/26 外飲み2/49 自宅映画2/17 購入CD初聴1/5 購入ウィスキー1/44

いろんなことがあったけど、月曜の昼に家で映画を一本み終わったことを。

今週は2本みて、最初はこのところずっとみてる旧い日本の映画、清水宏1941年作『簪(かんざし)』。
昭和はじめの温泉宿の夏休みは、「本を読みにきている」先生やら子連れやら団体客やらが続きの部屋で過ごしていておもしろい。簪を踏んでけがした泊り客が川の橋を渡るシーン、応援する東京の女、子どもたちのの映像的スリルは何だろう。

その70分も途中で寝てしまって二回に分けてみたのだが、金曜にみ終わったところでずいぶん前に録画したままになっていたこちらは清水宏の約六十年後の2000年作、いつかみようと思いつつ本編3時間37分の長さにたじろいでいた青山真治『EUREKA』。
どうせ寝ちゃうんだからいいやとみ始めて、インターンミッションも過ぎ、その夜は2時間10分くらいで寝た(内容は Yahoo映画)。ただ、静かに、周到に、積み重ねられる、シネマスコープのサイズを活かした見事な絵に見とれていただけの映画時間。夜の光は嘘のように闇に伸び、なぜか登場する女性の誰もが身につけている長めのスカートの揺れ方は一時のヒッチコック作のように完璧だ。でもどんなにひきつけられていても寝る時は寝てしまう。残り1時間半は、月曜の昼になった。

間が開くと映画も間延びする。でも、それはそれで味はあるからおもしろい。映画でバスに乗った四人も、思い切り間延びした時間を過ごしていたはずだ。
み始めたらねこのティーも来て、テレビの前で伸ばしていたお腹の上に乗った。それからわずかだったと思う。空がごろごろいって、もうめずらしくはなくなったゲリラのような大雨が降り出した。
目の前にシネスコの揺るぎない映像、お腹の上にはティーがごろごろ、外ではばらばらばらという雨。なかなか味のある取り合わせだった。
その時、雨音でよくきこえなくなった29型ブラウン管のスピーカから、いや、画面の中のモノラルラジカセからきこえてきたのは、よく知っていて大好きなこの曲だった。

Jim O'Rourke "Eureka"
http://www.imeem.com/people/WADvoM/music/zkAgUB7d/jim-orourke-eureka/

ラジカセの音としてバスの中で鳴った曲は、やがてバスが海岸線を走る絵の時にはサウンドトラックになっている。そして、音楽はきこえていないだろうにぴったりとシンクロする白い浜辺のシーン。十年前、まだ『篤姫』を知らない白い砂の上に横たわっていたジャージのラインの潮の線に垂直にまじわり海とコントラストを描く宮崎あおいが立ち上がり、海に入っていく……。

 ちゃんとでなく『EUREKA』をみると、かみなりとティーとジム・オルークがいっしょになる。
 そうだった、「ユリイカ」はギリシア語で

 「見つけた」

(BGMはもちろん Jim O'Rourke "Eureka"。ただし、ライブビート実況録音の渋谷で最初にきいた、カヒミ・カリイがフランス語で歌う大友良英NJOのヴァージョンもまさるともおとらず)
http://www.imeem.com/people/eYVyq4L/music/hhLeJUi9/otomo-yoshihides-new-jazz-orchestra-eureka/

「07/20の闘い」シリーズはスライドショーにしました


「朝の部」05:22:48~05:26:38
スライドショーは http://picasaweb.google.co.jp/quaranteans293/09072002?feat=email#slideshow


「夕の部」18:39:20~18:40:10
スライドショーは http://picasaweb.google.co.jp/quaranteans293/090720?feat=email#slideshow


日食の朝、1/6秒の平和 07:06
コメント (2)
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