早く目ざめたので、忙しかった最近に読めなかった新聞(毎日新聞)をまとめて読んだ。
切り抜きが何枚か。中でもうなったのは、奔放ぶりが気になって愛読している日付野坂昭如の連載「七転び八起き」。「危険ドラッグ」をテーマに戦後間もない頃のヒロポンを振り返り、自らのアルコールはじめ「スマホ」含むさまざまな現代の依存を語りながら、
「ぼくは年寄りにのみ配給制でマリファナを解禁したらどうかと半ば本気で思う」
と切実な提言をし、
「何が良くて何が悪いのか、かつて大日本帝国は若者達にヒロポンを強要した。これはこれで事実である」と警鐘を鳴らして考えさせる。
かつて「朝まで生テレビ」に口角泡を飛ばしながらよく出ていた頃、高校の同級生Iが、
「野坂昭如みてると『言論』って言葉を思い浮かべちゃうんだよな」
といってたことを思い出した。
「言論」はやはり、決定的な言葉をもう一度「そうじゃない」と問い直すことだろう。
さて、仕事に行こう。