先週の「ジョウニ・ミチェル(バラカン風表記)・アーカイブ」に続きピーター・バラカン「ウィークエンドサンシャイン」聴き逃しを今回はまた繰り返しできいてます。
10月に自伝が出たというクリス・ブラックウェルはアイランド・レコードの創始者。「ボブ・マーリーとU2を世界に届けた男」と副題にある通り、ジャマイカまでの飛行機代がないからボブ・マーリーがロンドンに来たり、音楽はそんなに気に入らなかったけれど名前がユニークだと思ったのと熱意とマネージャーがしっかりしていたというのが理由のU2抜擢など、その「これやりたいと思ったことを実行する」音楽の冒険の紹介は「たいへんおもしろい」(バラカン)番組でした。
思い出すのはコンピレーションの名盤『アイランド・ストーリー』。2枚組のアナログを買ったのは発売すぐだった記憶があるので1987年、つまり大学卒業の年です。半年ほどはたらいた丸井大宮店の販売の仕事で、よくこのアルバムをかけてDCブランドの店員たちと話した内容を思い出しました。
そう思ってその自伝を検索すると、3,520円か、ちょっと考えよう。Spotifyで検索すると2枚組からのプレイリストがあり、さらに「自伝に登場する楽曲を網羅したプレイリスト」約180曲、11時間、1曲目は野茂英雄のテーマとしても知られるバナナボート、というすごいのを知ってしまったり、番組ではU2がウィズ・オア・ウィズアウト・ユーでなくブラディサンデーだったり、そのU2に株を持たせたり、不動産業に戻って成功するもののコロナで客が来なくなって自伝を書いたり…。
なんとも。
歳をとると楽しみが増えます。