帽子を被る。「今日は暑いし、帽子キテいきなさい」。
現代では帽子は「被る」だが、京ではキルを使う。
昔は袴も笠も着用するものは「着る」を使った。
着物をキリモンという。「綺麗なキリモン着たはるな」。
キルモノからで江戸時代初めから。
衣服類をキルイといい、老年層が用いる。
着物を着れば暖かになるはずだが、重ねても着てもまだ寒い形容に
「着りゃ着さぶ」という。京の冬が寒いさまをいう慣用語。
(京都新聞 折々の京ことばより)
現代では帽子は「被る」だが、京ではキルを使う。
昔は袴も笠も着用するものは「着る」を使った。
着物をキリモンという。「綺麗なキリモン着たはるな」。
キルモノからで江戸時代初めから。
衣服類をキルイといい、老年層が用いる。
着物を着れば暖かになるはずだが、重ねても着てもまだ寒い形容に
「着りゃ着さぶ」という。京の冬が寒いさまをいう慣用語。
(京都新聞 折々の京ことばより)