ささやき・つぶやき・備忘録

木漏れ日の下で~安らぎをもとめて~
花風景館 ~自然を求めて~
SNOW&み~♪の備忘録です。

かぼちゃ

2008-07-25 | 折々の京ことば(yahoo blog)
「カボチャの炊いたんおいしいな」。
江戸時代には大阪でナンキン(南京)、江戸でトーナス(唐茄子)、
京都でカボチャと使い分けした。
室町時代にカンボジアから伝来したのでいう。
尼門跡語ではカボとも。鹿ヶ谷の安楽時で七月二十五日、「カボチャ供養」がある。
江戸時代後期、「夏の土用に、カボチャを供養すると諸病退散できる」と、
ヒョウタン型の鹿ヶ谷カボチャを近在の農家が寺に供えた。

     (京都新聞 折々の京ことばより)




おみや

2008-07-24 | 折々の京ことば(yahoo blog)
「どうぞオミヤ出して、楽にしとくれやす」。
足のこと。老人層が使う。
足をオミアシと御所ことばで用いるが、オミヤはその省略に基づく。
御所では自分の足はスソという。
幼児語ではアイヤである。
御所ことばでオミヤは土産物のこともいう。「おみやげ」の略である。
江戸時代の宮廷日記には「奈良のおみや」「江戸おみや」のように記され、
「静寛院宮(皇女和宮)御側日記」にも「おみやもの」と見える。

          (京都新聞 折々の京ことばより)

めっそうな

2008-07-23 | 折々の京ことば(yahoo blog)
どういたしまして。とんでもない。
「おうちのぼん、よう勉強できはるさかい、うらやましいわ」と言われて、
「メッソウナ、音楽が好きなだけで、あとはとんとあきまへんのや」と答える。
メッソウモナイも、「法外な」「あり得ない」の意味で使う。
「メッソウモナイ、こんな立派なものいただいて、どないしょ」。
滅相は仏教用語で、ものごとが消滅するさま。
「とんでもない」は「途でもない」から。   

     (京都新聞 折々の京ことばより)