平等な時間…

友人と会ってきた。

前に会ったのが昨年末だから 今年になってからは初めてになる。
だが １月も後半に入っている頃だから「あけましておめでとう」という雰囲気ではない。

年が明けたら 他の友人たちも集め、軽く新年会的なことをやれればいいなぁと考えていたが 諸事情あって計画は頓挫した。


ともに夕飯をとったあと、夜の街をあてもなく散歩した。
歩きながら くだらない話をだらだらと続けたが 時折会話がかみ合わず話がとぎれた。

僕が友人の話についていけないからだ。
結婚や同居、娘の誕生などなど…生活が一変していく度に、何かと忙しくなり、気づけば テレビと縁遠くなり すっかりエンタメの話題が疎くなってしまった。

「むかしのように！！」と一瞬思ったが それには時間が必要であり、いまの生活では それにあてる時間を作れそうにない。

法の下の平等なんて嘘っぱちで(友人と様々な格差についても話していたので…)真に平等であるのは きっと“時間”くらいだろう。

その時間をどう過ごすか どう選択していくか…
(疎くなってしまったが…)自分が選択してきた道を振り返らず突き進もう。


友人と別れたあと、そんな事を考えながら家路についた。