振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

2年目の水耕栽培(2)ミニトマト用の装置

2021-07-05 20:55:33 | 日記
昨年はキュウリを栽培しているパイプ水耕装置の栽培孔の一つにミニトマトを定植したが、大した収穫はなかった。10cm径の塩ビパイプ(1m)では容積が8Lにも満たず、栽培のキャパシティとしてはキュウリ1株がやっとだと思われるが、そこにトマトなどを割り込ませたら共倒れしかない。言い訳になるが、園芸経験がほとんどない素人なので失敗も仕方ない。

そこで今年は2本ある水耕栽培パイプに1株ずつ植えたが、ミニトマトも挑戦してみたいので栽培装置を増設することにした。



昨年の経験もあるのでパイプ式を増設することは難しくなかったが、容量が8Lに満たないのでは不十分だと思い、栽培槽としてホームセンターで購入した発泡スチロールの箱を利用した。液肥のタンクも発泡スチロールの箱で、パイプ式に使っているのと同じサイズにした。

パイプ式よりも構造も加工工程も簡単だったが、配管を補強するために発泡スチロールに貼り付けるパネルの素材選定を間違ったり、接着剤の使用もまずかったりで、漏水テストがなかなかクリアできなかった。



青いホースの中に液肥ポンプ用の電気コードとパイプ式装置のエアーポンプから分岐したエアーパイプを挿入した。プラスティックの食材ケースの中にポンプの運転用タイマーがある。フレームは1X4材で作成。

パイプ式はポンプとパイプの間にバルブを付けて給水量の調整ができるが、かなり微妙な調整をしないと栽培孔から液肥があふれてしまう。また絞り過ぎると下段パイプが欠水状態になってしまう。それに比べて新しい装置はその心配が全くなく、神経を使わなくていい。今のところ順調に稼働している。





キュウリにしろトマトにしろ栽培には支柱が必要だが、バルコニーには畑やプランターのように土を使わないので支柱を刺す場所がない。そこで栽培装置のフレームの板に水道管用のサドルバンドを使って固定している。16mmの支柱に13mm水道管用のサドルバンドがぴったり。

またバルコニーの壁に穴を開けるのはイヤなので、飾り窓?の部分にタイラップで固定している。昨年も同じ方法だったが、十分に機能してくれた。

ミニトマトの収穫はまだ先だが、茎が太くなり枝葉の勢いもすごいものがある。ただ沢山の花が咲くものの、着果が少なく、これは水耕栽培の特徴らしい。着果促進剤を使うか、液肥の濃度をコントロールするか、試してみる必要がありそうだ。