バスに乗り込んできた若い男が、修道女の隣りに座って,彼女をジロジロ見ながら行った。「ヘイ。オレといいことしないかい?」
修道女は不快そうに申し出を断り,他の乗客達といっしょに次の停留所でバスを降りてしまった。
しばらくするとバスの運転手が言った。
「何だったら、どうすればあの修道女と出来るか教えてやろうか?」
是非教えてもらいたいと答えた男にバスの運転手は続けた。「毎週火曜日の真夜中12時に、あの修道女は共同墓地に祈りにいくんだ。あんたは裾の長い牧師の服を着ていって、彼女に「私は神だ」と言えばなんだってやらせてくれるぜ」
火曜日の夜、牧師の貸衣装を借りた若い男は、星明かりを頼りにおぼつかない足取りで共同墓地に出かけた。
すると、修道女らしき服を着た姿が跪いて祈っているのが見えた。
男は彼女の前に音もなく立つと、おごそかな声で言った。「迷える子羊よ、私は神である。あなたに恩寵を与えよう。さあ、スカートの裾をめくりなさい」
修道女は小さなささやき声で答えた。「神よ。純潔を守るため、後ろでよろしいでしょうか」
男は、実はそちらの方が好きだったので内心ニンマリ「よろしい」と言うと,さっそく始めたのであった。
雲に隠れていた月が現れてきた頃、事は終わった・・・。
男は叫んだ。
「ハァハァハァ。オレは実はバスであんたを誘った乗客だあ」
修道女も叫んだ。
「ハァハァハァ。オレは実はそん時のバスの運転手だあ」