烏賊瀬 太郎と言う名の男がいる。その妻が幾代と言う。太郎は、両太と言う後輩を自宅へ食事に招いた。
両太は知らなかったが、太郎は幾代と両太が不倫をしていると疑い、彼を招いたのだった。
食事も程よく済み楽しく酒を交わす頃太郎は切り出した。
「実はな、俺は幾代が誰かと不倫していると疑っているんだ、それで昨日も喧嘩をした」
「え?」
両太は驚きマズイと思った。この先輩は怖い。怒らすと大変なことになる。どうしたら良いだろう…。
幾代は両太を横目にチラリと見たが項垂れていた。
心の中では誤魔化して欲しいと祈っていた。
「正直に話してくれないか、答えによって怒りを抑えきれんかも知れんが、努力はする、 俺とお前の関係もある」
両太は、この人が怒りを抑えれる筈がない、と考え自分だけは助かろうと他人を売ることに決めた。
「僕は不倫なんてしていません、ただ…、ただ幾代さんが太郎さんの親友の譲二さんと
浮気してるのは知ってます」
「えぇ!?」
「何だと!」
幾代も驚いた。何故なら譲二との情事は、両太に対しても隠していた事だからだ。
(私はもう絶体絶命だわ、両太さんは譲二さんとの事をきっと恨んでいるんだわ、今復讐されるんだわ)
「両太、それは本当か…」
「本当です…辛いですが」
幾代は泣き出した。例え復讐だとしても両太の仕打は酷いと思った。そして、その様な妻の姿をみて太郎は、親友の裏切りに引き裂かれる様な思いになった。
「何てことだ…、アイツが、アイツが俺を裏切るなんて、ウグッ…、信じられねぇ、両太、証拠はあるのか、本当だって言える、間違いない証拠がッ」
既に、この状況で何とか自分は上手く逃げられそうだと、緊張から開放されつつあった両太は、もう余裕しゃくしゃくで、
「ええ本当ですとも!だって、先週の月曜日譲二さんのチンポをしゃぶった時、間違いなくそこからは 幾代さんのマンコの味がしましたから!」
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