朝食中、夫が広告を見て言った。
「見ろよこれ。タイヤの激安セールだって。ほしいな」
「何のためにタイヤなんか買うのよ!車なんてないのに、バッカみたい」
夫はムッとした顔で、
「お前がブラジャー買うのに俺が文句言ったことがあるか?」
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朝食中、夫が広告を見て言った。
「見ろよこれ。タイヤの激安セールだって。ほしいな」
「何のためにタイヤなんか買うのよ!車なんてないのに、バッカみたい」
夫はムッとした顔で、
「お前がブラジャー買うのに俺が文句言ったことがあるか?」
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祐一と名雪が海へ行った際祐一が鮫に襲われ片足を食いちぎられると言う事故が起こった
後で分かった事で祐一が鮫に襲われているとき名雪は鮫に襲われていると知っていて助けようとしなかったと言う。
何故助けなかったと怒り狂う祐一に名雪は冷静にこう答えた。
「だって、あの鮫祐一に惚れたと思ってたから」
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「ライナス」
着物の少女は、灰色の何かを引きずったまま改札を抜けた。
「これがないと心細いの」
駅員は頷く。取り上げはしません、電車に乗るなら段差に気をつけて。だが見れば少女が握っているのは長い白髪でその先には老婆の生首が、と認識したところで駅員の首が落ちた。
「親切ね。駅員さんもついてきて」
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三代目(現)桂米朝の噺、「犬の目」(いぬのめ)より
目がうずいて痛いと言うので、寅さんに診てもらった。
寅さんだから「トラホーム」だと言う。
寅さんが言うんだから、まんざら違ってもいないだろうと思う。
その上「この目は雨が降っている」、「どうして?」、「目が曇っている」。
それだったら俺が診てやる「曇ってはいない。日和(ひより)だ。星が出ている」。
彼(池田)さんに紹介された目医者に行くと、丁重に診察室に通された。
「良くこれまで我慢をしていましたな。これはヒドい」、
助手に器具の用意をさせて「この器を目の下に置いて・・・」、
「洗うのですね」、
「違う。目をくり抜くのじゃ。大丈夫たこ焼きの要領だから。ホラ取れた。この汚い目を見てみなさい」。
「先生、目がないので見えません」、
「目玉の方が君を見ている。(助手に向かって)これを薬に漬けなさい」、
「先生、目を抜かれると、この辺が寂しく感じますな」、
「そんな事は無いよ。目抜きの場所だから賑やかだろ。薬に漬けてある目玉をよこしなさい。綺麗になったな。それでは入れてあげよう」、
どうしても元には入らない。
「薬に漬けすぎてふやけて大きくなりすぎたんだ。日陰に干しておけば大丈夫」。
助手が目を離したスキに、大事な目玉がなくなってしまった。
「いつも言っているだろう、木戸を開けておくから犬が入ってきて、食べてしまったんだ。
困ったな。・・・大丈夫だ。この犬をしっかり押さえておけよ」。
そのスキに犬の目玉をもらってしまった。
丁度良いサイズであった。
犬が可愛そうです。
「犬の腹に目玉が入ったから、春になったら芽(目)を出すだろう。
5月になればメーデーと言って目が出るよ」。
犬の目を男に入れるとピッタリ、しかし何も見えない。
「どれどれ、目が裏返しだ」。入れ直すとハッキリと見えた。
お礼で頭を下げると目が落ちるから、今晩も上を向いて寝なさいと注意された。
明後日に来なさい。経過を見たいから・・・。
「先生アリガトウございました。今まで以上に遠目がよく見えます。
そして、今までより良くなりました。
しかも、夜も昼間のようによく見えます」。
「何か変わったことでもありますか」、
「寝付きがもともと悪いのですが、目をつむるとスッと寝られるんです。
でも、何か音がするとパッと目が開くんです」、
「用心が良いから、良かったな」、
「でも一つ困ったことがあります」。
「それは何だ?」、
「電柱を見ると小便がしたくなるのです」。
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古今亭志ん生の噺、「強情灸」(ごうじょうきゅう)によると。
江戸っ子は強情っぱり、負け惜しみの強い人が多く居るものです。
峯の灸に行って来た男が「たかが灸だと言うが熱さは熱い!」と言う。
こんな小さな灸だが気の小さい男がすると「ぎゃっ」っと言って、天井突き破ってどっかいっちゃったりする。
それを俺はスエて来た。
治療に行くのだが、そこに着くと、熱さで苦しんでいる人を見るとみんな怖じ気づいてしまう。
だから番号札を貰う。
俺の番号札は「への三十六番」。
年の頃は二十四五のスキのない位の綺麗な女が、「先ほどから待っていますが、スエそびれています。
お急ぎでしたら番号を取り替えましょうか。」と言われ、交換したら スグ俺の番になってしまった。
治療所に入ると回りの者が、この人は大丈夫でしょうかという顔をして見ていたので、あぐらをかいて背中を出して待っていた。
そこにスエる奴が出てきて
「熱いですが、治りますので、最後まで我慢をしてください。」
と言うので、
「たかが灸だろう。背中で焚き火をするんじゃあるまいし。どの位するんだ。」、
「片側16ヶ所、両側32ヶ所やります。」、
「それっきりか。全部いっぺんにやって貰おう」。
本当はこんな小さなひとつでも熱いのに見得を切った。
「本当に良いんですか。」、
「俺の身体だ。やってくれ。」
と言ったが、ホントはやらないだろうと思っていたが、さよでございますかと正直に32並べて、火を付け始めた。
まな板の鯉であったし、熱くて我慢が出来ないが、外に逃げ出す訳にも行かず、回りの人達も先ほど番号を交換した女も感心しているように見えたので、我慢した。お不動さんが火炎を背負っているような、カチカチ山の狸が火を背負っているような気がした。
それを聞いていた相棒が、
「それっきしの灸で自分だけスエて来たような顔をするな。冗談じゃない。俺だってこれからスエるんだ。米ッ粒のようなモグサで熱いと言うな。いいか、モグサはなぁ・・・」
と言って、腕にモグサを山のように積み上げた。
みんなの心配をよそに、それに火を点けた。
「煙が出て浅間山の噴火のようだ。これだけじゃない、うちわで扇ぐ。
まるで蒲焼きのようだろう。石川五右衛門の釜ゆでを知っているか。
油が煮えたぎった中でニコッと笑って、辞世の句を残したんだぞ。
アッ(と言って腕を叩く)。
八百屋お七を知ってるか。
火あぶりになったんだぞ。
こんな事で熱いと言えるか!」
(だんだんと声の調子がうわずってきた)。
「八百屋お七を見ろ。石川五右衛門を・・・。わー、う~~、わぁ~、」、
腕を押さえて悲鳴を上げ始めた。
「石川五右衛門がどうした」。
「石川五右衛門も熱かったろうな」。
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鈴々舎馬風の艶笑噺、「大名道具」(だいみょうどうぐ)によると。
お殿様はやる事もない反面、子供を作らなくてはならないので、ずいぶんと頑張った。
そのために子沢山のお殿様が居る反面、腎虚で倒れる殿様も出てきます。
あるお殿様は、文武両道に優れていたが、たった一つ悩みがあって、お道具がバカに小さい事であった。
奥様は欲求不満になって、街外れに有る”金精大明神”に願掛けに行っていた。
この様な事は本人がお願いした方が良いというので、お殿様直々に参拝に行く事になった。お供の三太夫と槍持ちの可内(べくない)であったが、可内は城中きっての八寸胴返しの巨根の持ち主であった。
褌の見えない長めの半纏に着替え雌馬と数人の部下を連れて参拝に。
金精大明神は男の神様で、そのご神体は男のシンボル。
座布団にチン座して、その大きいのがお殿様の鼻先まで迫り出していた。
「無礼者!槍を持て」と言う事で、ご神体を退治してしまった。
その夜、落雷と共に神罰が当たって、手を前に当てると、袋を残し綺麗に無くなっていた。
驚いたのは殿様であったが、それより驚いたのが奥方で、小さいからと言ったって、無いよりはマシであったのに。
ところが、お殿様だけではなく御家来三千人のお道具が同じように無くなってしまった。
登城して、みんなも同じだというので、白旗の金精大明神に行って、倒れたご神体を戻し非礼をわびて来た。
しかし、御神罰は消えなかった。
城の裏山に住む修験者がたいへん霊能力があるというので城に呼ばれた。
大広間の中央に護摩壇を作り秘法のご祈祷を始めた。
三日目、白い光が走り、ガラガラと米俵が10俵降ってきた。
縄がプッツリと切れて中からお米でなく、お道具が三千人分戻ってきた。
お殿様は大喜び「予が最初に探すから、後は上の者から順に探せ。
決して間違うでないぞ」と言って、一番大きな可内のお道具を持って下がってしまった。
自分の物は良く分からないので、奥様を連れて検分させて、各自に無事戻った。
が、たった一人ウロウロしていた。
可内で、殿様が持っていったので、それで我慢しろと厳命。
泣く泣く小さいのを持ち帰った。
一番喜んだのが殿様の奥方。
三日三晩の連戦。
奥方フラフラになりながら、そろそろ部屋から出てお庭でも散歩したらというこで、殿様、庭に出ると三太夫が慌てて駆け込んできた。
「殿!只今、槍持ち可内が腎虚で倒れました」。
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1966年、アポロ月着陸計画に関わっているNASAのチームが、宇宙飛行士たちを地勢が月面のそれにとてもよく似ているナバホ族の保留地に連れてきた。
何台ものトラックや大型車と共に、月面用の宇宙服を完全装備した人体模型が二体運びこまれた。
付近にいたナバホ族の羊飼いとその息子がその様子を眺めていた。
二人はNASAの職員らに近づき、 英語が分からない父に代わり、息子が、あの奇妙な物は何かと質問した。
NASAの人々が月に行く用意をしていると答えると、二人はとても興奮して、宇宙飛行士に月までナバホ族からのメッセージを持って行ってもらえないだろうかと尋ねた。
NASAの職員は、これはすばらしい考えだと思って、テープレコーダーを持ち出した。
男がメッセージを述べた後で、息子に翻訳するよう頼んだ。
だが、なぜか息子は翻訳しようとしなかった。
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後になって、NASAの人々は居留地のナバホ族の人たちに翻訳するように頼んでみたが、皆、くすくす笑って翻訳を拒んだ。
とうとう、現金を握らされた男がメッセージを翻訳した。
「気をつけろ。 こいつらはあんたたちの土地を盗みに来たんだ。」
ある病室に観鈴ちんと栞の2人の患者が入院していた。観鈴ちんは窓側のベッド、栞の方はドア側のベッド。
2人とも寝たきりの状態だったが、窓際のベッドの観鈴ちんはドア側のベッドの栞たんに窓の外の様子を話してあげていた。
「今日は、雲1つない青空」
「桜の花が咲いたよ、にはは」
「ツバメが巣を作ったよ、かわいいね」
そんな会話のおかげで死を間近に控えながらも2人は穏やかに過ごしていた。
ある晩、観鈴ちんの様態が急変した。自分でナースコールも出来ないようだ。
栞は彼女の代わりにナースコールに手を伸ばした。が、ボタンを押す手をとめた。
「あの子が死んだら、今度は自分が窓からの景色を直接見られる...」
どうせお互い先のない命、少しでも安らかな時をすごしたいと思った栞は、自分は眠っていたということにして、窓側のベッドの観鈴を見殺しにした。
観鈴はそのまま死亡した。
晴れて窓側のベッドに移動した栞が窓の外に目にしたのは、打ちっ放しのコンクリートの壁だった
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藤田綾香は来栖川財閥の潔癖性と健全性をアピールするため、世間に聖人として名の知れた城戸芳晴に会って
スピーチを依頼することにした。紅茶とスコーンを嗜みつつ、2人は来栖川財閥について質疑を交わした。
和やかな雰囲気の中、芳晴は綾香に質問を投げかける。
「どうか怒らず聞いてください。念のため伺いますが、貴女は浮気をしたりはしてませんよね?」
綾香は即答した。
「それはご質問ですか? それともお誘いですか?」
よく当たると評判の「芹香の占いルーム」に一人の客がやってきた。
「私の妻、みさきは目の治療をしているのですが、いつになったら治るのでしょうか?」
「……(1年後です)」
客は喜び帰っていった。
よく当たると評判の「芹香の占いルーム」にまた一人の客がやってきた。
「私の妻、千鶴は料理の特訓をしているのですが、いつになったら腕前が上がるのでしょうか?」
「……(100年後です)」
客は泣きながら走り去っていった。
よく当たると評判の「芹香の占いルーム」にさらに一人の客がやってきた。
「私の妻、綾香は不倫ばかりしているのですが、いつになったら浮気癖が無くなるのでしょうか?」
芹香は泣きながら走り去っていった。
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柏木耕一が鶴来屋で新しいサービスをはじめた。
耕一が絞ったレモンから、客が一滴でも果汁が絞れたらスイートルーム無料宿泊券を進呈というものである。
もちろん今まで,力自慢の数多くの人が挑戦したが、誰も賞品を手に入れることが出来なかった。
ある日、長瀬源三郎がこう言った。
「わたしもそのサービスをやっていいですか」
周囲に笑い声がわき起こり,ニヤニヤした耕一は黙ってレモンの絞りかすを男に渡した。
しかし、笑い声は、長瀬源三郎の握りしめた拳から果汁が1滴2滴としたたり落ちるてくると、シーンと静まりかえってしまった。
結局のところ,長瀬源三郎はなんと30滴も絞ったのである!
驚愕した耕一は賞品を長瀬源三郎に手渡すと,敬意を込めて問いかけた。
「あなたは何をなさっている方ですか。もしかして何か武道でも?」
長瀬源三郎は答えた。
「わたしは刑事です。どんな奴でも、締め上げれば何か出るもんですよ」
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「料理おいしいでしょ?今日のだしは私よ!」と言う母。
おそらく「私がだしをとった」と言いたかったのだろうが、
思わず母が湯につかっている姿を想像してしまった。
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