海岸で親子が話している。
「まま、ボクも海で泳いでいい?」
「ダメよ、遊泳禁止って書いてあるでしょ。
このあたりはサメが出るんですからね。」
「……でもパパは泳いでるよ。」
「パパはいいの。保険に入っていますからね。」
古代ローマの大物政治家、カトーが現世によみがえった。
事態を察知したアメリカ政府は、彼を拉致して自国のために働かせようとした。
ある日、カトーは議会を見学していた。
演壇では、議員きってのジョークの天才が熱弁を振るっていた。
彼の一挙一動に場内は大爆笑し、みな腹を抱えて笑い転げた。
しかし、そんな中でカトーだけが笑っていなかった。
不思議に思った天才議員は、しばらく考えてからこういった。
「そうですね、あなたは2000年以上も昔の人ですから、
現代のジョークが分からなくても仕方がないですね。」
だがカトーは、面倒くさそうにこう切り返した。
「いや、君が今言ったジョークは、全部私が使ったネタなんだが。」
「この仕事は社会的に重要で、責任ある人間にしか務まりません。大丈夫ですか?」
「それなら私にピッタリですわ、部長さん。前の職場では私、何かあると必ず
"キミの責任だ"と言われてましたから。」
燃えさかる戦艦を目前にして、
「いいか、私は艦長としてこの船と運命を共にする。諸君さらばだ!」
「艦長!お願いですから私達も一緒に・・・」
「駄目だ!救命ボートは一人乗りなんだ」