探検家がアマゾンのジャングル深くを探検していた時、
突然人喰い人種の大群に取り囲まれた。
信仰心の厚い彼は心の中でつぶやいた。
「神様。俺の悪運もつきました」
そのとき天からひとすじの光が射し、声が響きわたった。
「迷える仔羊よ、お前の運はまだ尽きていない。
さあ足元の石を取り、彼らの酋長の頭を殴りなさい」
探検家は勇気をふりしぼって石をとりあげ、
酋長の頭を目一杯殴った。
足元には死体が転がり、
周囲には怒りに燃える人喰い人種の群れ。
探検家がどうなるかと息を殺していると、
またも天からの声が響いた。
「OK、仔羊よ。これでお前の運は尽きた」