3Dプリンターで世界初のジェットエンジン、豪大学が製作
[シドニー 26日 ロイター] - オーストラリアで26日、3Dプリンターで部品を作成した世界初のジェットエンジンが公開された。安価で軽量、かつ燃料効率の高いジェット機の製造につながると期待されている。
エンジンを製作したのは豪モナシュ大学の技術者ら。米ボーイング<BA.N>や欧州のエアバス<AIR.PA>など向けに研究を進めており、同大学は「アメロ・エンジニアリング」社を設立しプロジェクトの商業化を目指している。
アメロ社のサイモン・マリオット最高経営責任者(CEO)は「この技術により、試作エンジンの作成スピードは3―4倍になるため、航空機の開発サイクルを短縮できるだろう」と述べた。
3Dプリンターで作成した部品で1年以内に飛行テストを実施し、2―3年以内に商業利用承認を目指すという。