七十二候の
・・【禾乃登】までお伝えして
二十四節気の【白露】9月7日
七十二候の
・・【草露白】クサノツユシロシ 9月8日~12日ごろ。
・・・・・・・・・・・・【鶺鴒鳴】セキレイナク 9月13日~17日ごろ。
・・・・・・・・・・・・【玄鳥去】ツバメサル 9月18日~22日ごろ。
二十四節気の【秋分の日】9月22日
七十二候の
・・【雷乃収声】カミナリスナワチコエヲオサム 9月23日~27日ごろ。
を経て、
早、今日から10月。
昨夜は、中秋の名月。
台風の雨であいにくなところもあったことでしょう。
とはいえ、
ちょっと前までの予報では日曜日は快晴のはずでしたのに。
お天気が変わりやすいのも、秋の空です。
「女心と秋の空」
というのは、このことをたとえていった言葉ですが
ずっと昔は
「男心と秋の空」
だったそうですよ。
以下、
説明してあるサイトをみつけましたので、リンクさせていただきました。
もともとは「男心と秋の空 」です。
このことわざができたのは江戸時代。当時は既婚女性の浮気は命を落とすほどの重罪でしたが、既婚男性の浮気には寛大だったこともあり、移り気なのはもっぱら男性だったのです。また、若い娘に男性を警戒するよう戒めたり、ふられた際の未練を断ち切る慰めにも使われました。
では、「女心と秋の空」と言われるようになったのは、いつごろでしょう?
明治時代の尾崎紅葉の小説『三人妻』に「男心と秋の空」がでてきますが、「欧羅巴の諺に女心と冬日和といえり」と続きます。おそらくこれは、イギリスの「A woman‘s mind and winter wind change often」(女心と冬の風)ということわざのことで、強風や弱風に変化しやすい冬の風を女心にたとえたもの。この頃から変化の兆しがみえてきます。
その後、大正デモクラシーで女性の地位が向上すると、恋愛の価値観も変わります。当時、一世を風靡した浅草オペラで、『風の中の 羽のように いつも変わる 女心――』と歌う『女心の歌』※が大ヒット。西洋文化の影響で女性が素直に意思表示できるようになったこともあり、この頃から「女心と秋の空」とも言われるようになりますが、愛情に限らず、喜怒哀楽の感情の起伏が激しいことや物事に対して移り気なことを示しており、男心とは少しニュアンスが違うようです。
昭和に入って徐々に女心も定着していきますが、あの『広辞苑』に初めて掲載されたのは1998年の第5版。つい最近のことなんですね。今でも、ほとんどの辞書が男心をメインにしており、女心が載っていない辞書も多いのです。
【掲載例】
『心の変わりやすいことのたとえ「男心と――』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<広辞苑:2008年 第6版>
『男性の女性に対する愛情が変わりやすいこと。「男心と――」/男性の立場からこれをもじって「女心と――」ともいう。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<明鏡国語辞典:2003年 初版>
『異性の変わりやすい心の意にも用いられる』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<新明解国語辞典:2005年 第6版>
男女が入れ替わったり、意味が微妙に違っていたり。この言葉自体が“秋の空”のようですが、どちらを使っても間違いではありません。さて、あなたならどちらを使いますか?
もちろん!!!
「男心と秋の空」の方が!正しい!ですよね~!
画像は、雲の合間に見えた「中秋の名月」です。
まんまるでした。
今月もどうぞ よろしくお願いします。
・・・ 今日はこの辺で