・・・。
やられました。
まいった。
宮部みゆきさん、見事です。
2012年、途中で投げ出したままだった「ソロモンの偽証」
映画
「ソロモンの偽証前篇」を見終えたあと、
原作本、
最後まで読まねば!!読み終えねば!と、決心。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/37/278f1bfdc0a2fc36599ca8f68981e70d.png)
宮部みゆきさんの小説には、最近、
優等生の子どもたちが、登場します。
この「ソロモンの偽証」もしかり。
ページを開く手が止まるほど そう、
子どもたちの分別のありすぎる思考回路が、そらおそろしかった。
そこで
勝手に設定をかえました。
この登場人物たちは、中学生ではない。ということに、
しておこう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/70/7d94038c184ddfe45e92419a9e48a3ee.png)
≪第三部法廷 あらすじ≫
この裁判は仕組まれていた!? 最後の証人の登場に呆然となる法廷。驚天動地の完結篇!
その証人はおずおずと証言台に立った。瞬間、真夏の法廷は沸騰し、やがて深い沈黙が支配していった。事件を覆う封印が次々と解かれてゆく。告発状の主も、クリスマスの雪道を駆け抜けた謎の少年も、死を賭けたゲームの囚われ人だったのだ。見えざる手がこの裁判を操っていたのだとすれば……。驚愕と感動の評決が、今下る!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/c3/4dd0ece70e3e3589f8ad62f7688d463d.png)
第三部法廷は、
中学生が、ただ単に謎解きをする探偵ものではない、あくまでも状況証拠と証人喚問をしながら、検事側、弁護側が出方をうかがうというスリリングな法廷ものです。
中学生というのは難しい時期です。
思春期、反抗期、そして大人の世界に翻弄される小舟。
その嵐のような思惑におしつぶされて
結局、
柏木くんは、死を選んでしまう。
嵐を背負った柏木くんと、
嵐から必死に背を向けようとした神原くん、
こじれた感情に支配された二人の物語
うなるような、結末でした。
そして、
一番取り扱いの難しい三宅樹里の心を
こういうかたちで救済したところも、
うなって、しまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/af/05078b910cdd16f1451d557d5d7c52be.png)
学校で不祥事があった場合、
誰かが責任をとって謝罪をし、とりあえず、くさい物には蓋をして、
世の中が忘れるのを待つ。
けど、それで当事者たちは「忘れることができるのか」
こころに貯まる偽りの証言。
それは、
その年頃の子供たちが、一番濃いのかもしれません。
その諸々を風化させることに待った
をかけたのが、この法廷です。
学校というのは、社会の縮図でもあります。
この物語の主人公は、中学生。
はい。
納得しました。
一気に読み終えましたよ。722ページ。
さて
次は、映画「ソロモンの偽証後篇」です。
あのこたちは、どう描かれていくのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/0d/58b028dea70323c1e90c3f72066bdd8e.jpg)
エピグラムです。
今年といわず、幾度目の夏が来ようと、
その子どもたちが青春を謳歌することはない。
今年の夏はもう、こっそり蓄えていた強さや
勇気を見いだす必要はない。
大人の世界の複雑さに立ち向かって、
より悲しくより賢くなり、生涯の絆で結ばれながら
離れ離れになるのだから。
--タナ・フレンチ「悪意の森」
・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/13/11b418db541c65652d84c33fe8058db1.jpg)
やられました。
まいった。
宮部みゆきさん、見事です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/83/7ee9a4ebfbdc404d89f9834a04bbe7eb.gif)
映画
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d7/382e1a2c8d04a8ed17239da52e33982e.gif)
原作本、
最後まで読まねば!!読み終えねば!と、決心。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/37/278f1bfdc0a2fc36599ca8f68981e70d.png)
宮部みゆきさんの小説には、最近、
優等生の子どもたちが、登場します。
この「ソロモンの偽証」もしかり。
ページを開く手が止まるほど そう、
子どもたちの分別のありすぎる思考回路が、そらおそろしかった。
そこで
勝手に設定をかえました。
この登場人物たちは、中学生ではない。ということに、
しておこう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/70/7d94038c184ddfe45e92419a9e48a3ee.png)
≪第三部法廷 あらすじ≫
この裁判は仕組まれていた!? 最後の証人の登場に呆然となる法廷。驚天動地の完結篇!
その証人はおずおずと証言台に立った。瞬間、真夏の法廷は沸騰し、やがて深い沈黙が支配していった。事件を覆う封印が次々と解かれてゆく。告発状の主も、クリスマスの雪道を駆け抜けた謎の少年も、死を賭けたゲームの囚われ人だったのだ。見えざる手がこの裁判を操っていたのだとすれば……。驚愕と感動の評決が、今下る!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/c3/4dd0ece70e3e3589f8ad62f7688d463d.png)
第三部法廷は、
中学生が、ただ単に謎解きをする探偵ものではない、あくまでも状況証拠と証人喚問をしながら、検事側、弁護側が出方をうかがうというスリリングな法廷ものです。
中学生というのは難しい時期です。
思春期、反抗期、そして大人の世界に翻弄される小舟。
その嵐のような思惑におしつぶされて
結局、
柏木くんは、死を選んでしまう。
嵐を背負った柏木くんと、
嵐から必死に背を向けようとした神原くん、
こじれた感情に支配された二人の物語
うなるような、結末でした。
そして、
一番取り扱いの難しい三宅樹里の心を
こういうかたちで救済したところも、
うなって、しまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/af/05078b910cdd16f1451d557d5d7c52be.png)
学校で不祥事があった場合、
誰かが責任をとって謝罪をし、とりあえず、くさい物には蓋をして、
世の中が忘れるのを待つ。
けど、それで当事者たちは「忘れることができるのか」
こころに貯まる偽りの証言。
それは、
その年頃の子供たちが、一番濃いのかもしれません。
その諸々を風化させることに待った
をかけたのが、この法廷です。
学校というのは、社会の縮図でもあります。
この物語の主人公は、中学生。
はい。
納得しました。
一気に読み終えましたよ。722ページ。
さて
次は、映画「ソロモンの偽証後篇」です。
あのこたちは、どう描かれていくのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/0d/58b028dea70323c1e90c3f72066bdd8e.jpg)
エピグラムです。
今年といわず、幾度目の夏が来ようと、
その子どもたちが青春を謳歌することはない。
今年の夏はもう、こっそり蓄えていた強さや
勇気を見いだす必要はない。
大人の世界の複雑さに立ち向かって、
より悲しくより賢くなり、生涯の絆で結ばれながら
離れ離れになるのだから。
--タナ・フレンチ「悪意の森」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/de/d0a72b41a121b7a125d687f228805552.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/13/11b418db541c65652d84c33fe8058db1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/b3/0ca7a2095754e2e2182c0a187322301f.gif)
私も三部作を一気に読みましたが・・・中学生とは思えなかったですよ、私も。
読み進める度に、唸る・・・考えるの繰り返し。圧倒されましたもの。
映画は、まだ観に行く時間が取れていませんが、なるべく早めに行こうと考えております。
自分も「ソロモンの偽証」読みましたよ。
面白かったです。
中学生独特の精神状態と行動がよく描かれていると思いました。
そのうえ人間の可能性も描かれていたように感じましたよ!
映画も見ようと思っています。
ブレイブストーリー
火車
等、読みました。
ソロモンの偽証 読んでみたいです。
やっぱり、
流石!宮部さんでしたね~
722ページ一気読みなんて凄い!
主人公が中学生なんですね。
どんな物語か気になるけど・・・最近読書意欲が減退・・・なんとかせねば・・・
前篇、もう
終わっちゃうんじゃないのかな?
もうすぐ、後篇
公開ですよ。
あの、野田健一君のエピソードが
重要になってきますね。
映画後篇で、
どう描かれるのかしら。
どきどき。
ご訪問&コメントありがとうございます。
はい~~~
>人間の可能性も描かれていたように感じましたよ!
ほんとです、ほんとです、
宮部さんは、すごいです。
第三部まで読み終えて
わかるなんて、不謹慎でした。
映画、前篇
もうすぐ、終わりますよ~~~
早く、ご覧になってくださ~い。
けど
その、ブレイブストーリー
あたりから
なんか・・おかしく・・なって・・きて・・ないですか。
ファンタジーなんたらかんたらで・・
(↑すみません、宮部さんっ)
この「ソロモンの偽証」は
100%、宮部ワールドでした。
よかった~
読み終えて~。
で、
もう一度、第一部事件の
冒頭の部分を
何度も
読み返しましたよ。
だまされてた。
宮部さんに・・・。
第二部、715ページ
そして
第三部、722ページ
です。
そごい、大作ですよね~~~
それだけ
濃い
内容でした。
すばらしかった!!!
宮部さん、ばんざ~い。