きのう。映画『おくりびと』を観て来た。
琴線に触れるとは、こういう事だった・・・と思い出す
今年のナンバー1どころか、確実に殿堂入りだろう
若院も私も、大の映画好きで。
過去から現在まで、かなりの数の映画を観てきたけれど。
こんな映画があったなんて・・・。すご過ぎる。
第32回モントリオール国際映画祭で、グランプリを受賞したとか。
まったくもって、うなずける
世界で理解される。国境を越えて、
同じ「人間」という土台の上で、通用する作品だと思う。
これを観ずに、死ななくて良かったなぁ、、。
映画を観て思うことが、あまりにたくさんあったので。
帰りの車で、延々と若院と語り合う。
まず、共通して。わたし達は納棺士ではないけれど、
人が亡くなる「ご縁」に携わる宗教者として
いかに重責を担っているかを、感じさせられた。
あとは。寺で生まれ育って、そういった環境に身を置く
わたし達と、世間の皆さんとの感覚の違いを知らされた。
これは、どちらが良いとか悪いとかの話ではなく。
身内であろうと他人であろうと
「死」―それも、目の前で心をえぐられるような―
を実際に体感しない限り
「命」に対する宗教的感覚が、なくて当然なんだなという・・・。
だからこそ、そこに携わっていく者として
どうあるべきなのか、、、をすごく考えさせられた訳です。
死とか宗教とか、忌み嫌われたりもするけれど。
本当は言葉で表せないほど、大切だったりする。
命を授かって必死に生きてきた人間が、
最期に嫌われてゆくなんて、悲しすぎることだし。
命を終えてゆく人から、わが身の命を知らされるものだし。
若院は言う「ただ寄り添うだけなら、誰でもできる。家族だって。
そこに宗教者が寄り添う意味というのは?寄り添い方とは??」
わたしも同感。これは永遠のテーマであります。
他にも、個人的に、細かな部分まで、
「命」について、いろいろ考えさせられました。
どんな生き方をした人間も、最期はみんな同じだなとか。
ちっとも説教臭くなくて、サラリとした映画なんだけれど。
むしろ、すごいものを扱っているのに面白い
山崎努さん、素晴らしくいい味です。
若院と二人して、カッコ良すぎるよぉ
と、しばらくの間、ぎゃあぎゃあ興奮していました。笑。
家に帰って、しんたいさん、から聞く。
「おくりびと」の原作は、青木新門さんというお念仏者なんだけれど
考え方の違いで、著作権を放棄されたとか何とか。
なるほど・・・そうだったのか・・・。
特定の宗教色が、出ていない映画だったけれど。
妙に通ずるところがあったのは、その為か
若院の忙しい合間をぬって、無理して観に行って良かった
日常に思い悩まれる皆さんも、楽しく過ごしておられる皆さんも
よかったら是非に・・・
追伸:写真は、道中寄った「キララ多岐」の海です。
琴線に触れるとは、こういう事だった・・・と思い出す
今年のナンバー1どころか、確実に殿堂入りだろう
若院も私も、大の映画好きで。
過去から現在まで、かなりの数の映画を観てきたけれど。
こんな映画があったなんて・・・。すご過ぎる。
第32回モントリオール国際映画祭で、グランプリを受賞したとか。
まったくもって、うなずける
世界で理解される。国境を越えて、
同じ「人間」という土台の上で、通用する作品だと思う。
これを観ずに、死ななくて良かったなぁ、、。
映画を観て思うことが、あまりにたくさんあったので。
帰りの車で、延々と若院と語り合う。
まず、共通して。わたし達は納棺士ではないけれど、
人が亡くなる「ご縁」に携わる宗教者として
いかに重責を担っているかを、感じさせられた。
あとは。寺で生まれ育って、そういった環境に身を置く
わたし達と、世間の皆さんとの感覚の違いを知らされた。
これは、どちらが良いとか悪いとかの話ではなく。
身内であろうと他人であろうと
「死」―それも、目の前で心をえぐられるような―
を実際に体感しない限り
「命」に対する宗教的感覚が、なくて当然なんだなという・・・。
だからこそ、そこに携わっていく者として
どうあるべきなのか、、、をすごく考えさせられた訳です。
死とか宗教とか、忌み嫌われたりもするけれど。
本当は言葉で表せないほど、大切だったりする。
命を授かって必死に生きてきた人間が、
最期に嫌われてゆくなんて、悲しすぎることだし。
命を終えてゆく人から、わが身の命を知らされるものだし。
若院は言う「ただ寄り添うだけなら、誰でもできる。家族だって。
そこに宗教者が寄り添う意味というのは?寄り添い方とは??」
わたしも同感。これは永遠のテーマであります。
他にも、個人的に、細かな部分まで、
「命」について、いろいろ考えさせられました。
どんな生き方をした人間も、最期はみんな同じだなとか。
ちっとも説教臭くなくて、サラリとした映画なんだけれど。
むしろ、すごいものを扱っているのに面白い
山崎努さん、素晴らしくいい味です。
若院と二人して、カッコ良すぎるよぉ
と、しばらくの間、ぎゃあぎゃあ興奮していました。笑。
家に帰って、しんたいさん、から聞く。
「おくりびと」の原作は、青木新門さんというお念仏者なんだけれど
考え方の違いで、著作権を放棄されたとか何とか。
なるほど・・・そうだったのか・・・。
特定の宗教色が、出ていない映画だったけれど。
妙に通ずるところがあったのは、その為か
若院の忙しい合間をぬって、無理して観に行って良かった
日常に思い悩まれる皆さんも、楽しく過ごしておられる皆さんも
よかったら是非に・・・
追伸:写真は、道中寄った「キララ多岐」の海です。
ブログへのトラックバックありがとうございました!
映画『おくりびと』をご覧になって「良かった」とのこと。
自分も時間があれば、映画館に足を運んでみたいと思いました。
今回の記事を読ませて頂いて、
ふと頭に浮かんだ言葉があります。
「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。」
村上春樹さんの『蛍』の一節です。
まゆらさんが書いておられるように、
死とか宗教とか、忌み嫌うものではなく、
生の一部として存在しているものとして、
大切に思いながら生きていくことこそ、
大切なことなんだろうと思うのです。
とても深い内容であっても、わかりやすく書かれる
まゆらさんのブログ。
拝見するのがとても楽しみな毎日です。
ありがとうございます!!
ひささん、こんにちは!
焼きそばを食べ過ぎて、満腹です・・・☆
村上春樹さんの言葉、響きますね!
そして、ひささんが教えて下さるように
「死は生の一部として大切に・・・」
生きていきたいと思います!!
生死(せいし)→生と死が逆のこと
生死(しょうじ)→生老病死=生きること
ですね。
もったいない様なお言葉をいただき。いつも読んでいただいて、本当にありがとうございます!!とても励みになります♪♪
ひささんのブログにトラックバックされていたまゆらさんの記事 去年の記事ですが 拝見して とても 深く感じるものがありましたので トラックバックさせていただきました
「おくりびと」 わたしは観ていないのですが まゆらさんの記事に 「琴線に触れるとは、こういう事だった・・・と思い出す」 と書かれていて どのようなことが この映画では取り上げられているのかが とてもよく理解できるような気がします
まだ トラックバックをよく理解していませんでしたので 関連のない記事を トラックバックしてしまいました 失礼いたしました<(_ _)>
wakosaitamaさん、こんにちは!
トラックバックありがとうございます
映画、大好きなんですよ~~
映画を観ているときの
ビリビリビリと
雷に打たれるような瞬間や
じわぁぁぁぁぁっと、くる瞬間
たまらないですね~!
(なんのことだか!?・・・)
自由な作文に比べて
昔から感想文は、苦手な部類なのですが
おくりびとに関するコラム
読んでいただいて、嬉しく思います
マイケルジャクソンの
「THIS IS IT 」良いそうですヨ♪
彼の研ぎ澄まされた感性が
すごいとの事です。
観たいな~と思いつつ
まだ観ていませんが。。。