ただいま妄想中

夢、かつリアルな頭の中身をどこへ。

溺れながらも寄り添いたい

2008-09-02 22:59:20 | Weblog
島根県には→石見と出雲、2つの地方がありまして。
わたしは、石見地方に住んでおりますが

今朝7:30出発、出雲へ。
おかあさん&ご門徒さん&わたしの、3人で
研修会に行って参りました

テーマは「グリーフケア、深い苦悩に寄り添う活動を模索して」
約4時間の講義を受けました

いちばんの要点は。

思い通りにならない人生を、思い通りにするのが
宗教ではなく。

『苦しみや悲しみを、どう乗り越えるか?』
これが、宗教そのものであります。

→寄り添いながら、そこに一緒にいる
→あなたの悲しみ=わが悲しみ、とする阿弥陀様の心を
 拠りどころに生きる

「傾聴(けいちょう)」の大切さを学びました。

わたし達は生きていく上で
いろんな悩みや苦しみ、疑問を抱きますが。

人に話をして、その相手から
解決策=答え、を与えてもらいたいのではなく。

自分の思いや、こころの叫びを
ただ、まるごと「受けとめてもらいたい」

そんな思いが、心の奥底にはあるのだと思います。

阿弥陀様のように
あなたの悲しみ=わが悲しみ、

とは、なれない私。

人を救うどころか
自分すら救うことができず、

溺れっぱなしの身でありますが。


阿弥陀様に支えられて、生きている者としては


ちょっとでも、ひとに寄り添えるような
生き方を選択したいものだなと、思います。

五木寛之さん著『親鸞』
今日から全国的に、新聞連載が始まりました。

宗教的天才、親鸞聖人 
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4 コメント

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Unknown (ひさ)
2008-09-03 07:06:36
いつも楽しく読ませていただいてます。
「苦しみや、悲しみをどう乗り越えるか?」
たしかに、人が生きることにおいて
とても大切なことですね。

そのためには、「寄り添うこと。」
本当にそう思います。
たとえ、大したことができなくても、
「寄り添う」という気持ちを
抱き続けるだけで、自分自身も含めて
救われるのだと思うのです。

返信する
ありがとうございます! (まゆら)
2008-09-03 09:59:41
ひささん、いつも読んで頂いて、またコメントをいただき、ありがとうございます!

以前。お参りでご門徒宅をまわっていた時、いかに自分が無力であるかを思いました。

目の前で、体の痛みや、精神的な悩みを抱えておられる方がたくさんおられて。ずっと年配の方々が、わたしのような若輩者に、必死にお話をして下さるんです。にも関わらず、その苦悩に対する良い答えがないのです。その場しのぎ、安易な気休めや、受け流しはしたくないのです。

お釈迦様は、苦の解決とは、苦を苦であると認識することであるとされましたが。

やはり、そこに寄り添い合っていくことしか、われわれ人間にはできないのだと思います。

同じ苦を乗り越えるのでも、そこに「寄り添い」があることで、得られる安らぎがあるのではと思います。

ひささんは、お医者さんでしょうか。ひささんや、脳科学者の茂木さん、看護士の友人、カウンセラーの友人、またそういった職業に限らず、いろんな分野で仕事をされる、みなさんの視点での「ものの考え方」にとても興味関心があります。

プロセスは違えど、すべては、ひとつの真理に繋がる
ものであると、わたしは思います。
長々失礼しました☆☆
返信する
はじめまして! (風待人)
2008-09-04 08:53:38
「クオリア日記」から、気の早い秋風に乗って…
お邪魔いたしました。

お寺さんのお嫁さんでいらっしゃるんですね!

私も、傾聴ボランティアの勉強をしているので
興味深くお話を伺っておりました。

出雲大社と日御碕は、訪れたことがありますけれど
石見も、きっと良いところなんでしょうね~!

また、お話を伺いにまいりますね!!

どうぞよろしくお願いいたします。
返信する
はじめまして! (まゆら)
2008-09-04 19:07:13
風待人さんはじめまして!
「風を待つ人」お名前が素敵ですねー♪

その姿と景色が、目に浮かぶ様です。

ブログを読んで頂いて、ありがとうございます!わたしも、風待人さんのブログ読ませていただきました!

アンテナを張られて、日々エネルギッシュに過ごされている様子ですネ!!

はい、わたしはお寺の若坊守をしています☆
(自身も、僧侶で布教使です)

わたしもまた、ブログ読ませて頂きますね!よろしくお願いします!!

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