Records にへーのブログ

演劇・映画・小説・マンガが好き!
日々考た事で、Xに書きづらい事を書いて行こうと思っています。

劇団カタコンベ公演「だって、この砂丘が保持できる水の総量を考えてみてよ」について。その2。

2007-12-18 23:08:35 | 演劇
その1からの、つづき。

合わない人は、合わないだろう。
しかし、この会話でこのテンポは正しいと思わせる、魅力ある会話になっているし、素晴らしく“演劇”的な演劇になっていて、俺は心に残る作品になりました。

高校生の二人が若いながらも味のある演技をしていたし、カタコンベにしては珍しい(大昔は分からないし、コントではしてるけど)小山さんの対お客に対しての演技(直接観客一人一人に語りかけ、花を配る)は染み入るものがあった。
ジャンボさんの陽的な部分が、重いテーマの中で救いであり、希望になっていた。
今回見たのはジャンボさんバージョンだったが、同じ役を戸中井さんがやってる回も今回の公演ではあった様で、そちらの方も見てみたかった。

当日配られた冊子の文章で、戸中井さんはこれからも作風を変え続けて行くと書いてあり、次回からも何が飛び出して来るか楽しみにしています。



劇団カタコンベ公演「だって、この砂丘が保持できる水の総量を考えてみてよ」について。その1。

2007-12-18 23:05:08 | 演劇
12月8日にカタコンベさんの公演「だって、この砂丘が保持できる水の総量を考えてみてよ」を見て来ました。
前回の公演は行けなかったのだけど、ここ最近のカタコンベは昔に比べると、色々な人に受け入れられやすい作風に、変化して行っていたと思う。
しかし今回の作品は、見る人の好き嫌いがハッキリ分かれる作品になっていたのではないか?

舞台は、離婚率や自殺率が今よりかなり高い世界、たぶん港(あるいは単純に海)の近くの公園。
そこに登場する様々な人達の関わりが、物語が進行するに従って、徐々に明らかになって行く。
オープニング、偶然に再会した高校生の男女が、ポツリポツリと会話をしていくのだが、この静かな会話の時点で、受け入れられない観客もいたのではないか?
比較的テンポの早い会話が主流の、新潟のアマチュア劇団の中にあって、カタコンベはゆっくりとした会話の劇を(全部ではないが)多く作って来たと思う。
そんな中、今回は特にゆっくりで、(軽いユーモアはあるものの)重いテーマを扱っている。

その2に、つづく。



本読んでない~12月17日の日記。

2007-12-18 01:24:47 | 日記
学生の時は小説を読んでばかりいた。
年間100冊くらいかな?
少ない(?)こずかいで毎月文庫本を買っていた。
しかし、社会人になりあまり本を読まなくなる。
何故だろう?
働き始めてから十年ちかくは殆ど読んでなかったのだけど(その変わり、台本の資料はだいぶ読んでたけど)、前の会社を辞めてヒマになった時から、再び本を読む様になる。
今の仕事は冬ヒマになって休みも多くなるので、冬特に本を読むのだ。
毎年この季節になると「このミステリーがすごい」という年間で面白かった小説(ミステリーだけでなく、サスペンスやアクションなど幅広い)を紹介する本が出る。
この本を見て、毎年冬に何を読もうか考えるのだ(この本だけに頼る訳じゃないけど)。
で、今年もその本が出たので今見てるのだけど、夏・秋とあまり本を読んでなかったので、冬は読む気満々です。

今日のBGMはブンブンサテライツのニュー・アルバム「EXPOSED」(07年)。
どんどんとシンプルでロックになって行く、ブンブンサテライツなのだ。