監督 ジェローム・サル
南アフリカ・ケープタウンを舞台に、酒と女に浸りきりの刑事と心に傷を負う刑事が、元ラグビー選手の娘が殺害された事件の捜査をきっかけに街に潜む深い闇に踏み込んでいくサスペンス・アクション。
アパルトヘイトの歴史がまざまざと残る現実が浮き彫りにされた、今の南アフリカを知るのにはいい映画だったと思います。
貧富の差は歴然で、もちろん黒人が「貧」、白人が「富」であることは間違いない。
住んでいる家ひとつ取っても全く違うし、衛生面もかなり気になります。
そして何より、子供たちにはびこる麻薬の問題。
これは今後、国を挙げて何とかしていかなければならない問題ですね。
ワイルドなオーランドの演技や、ちょっとグロいシーンも見ものなのかもしれませんが、それ以上に南アフリカの現状を突きつけた監督、「ジェローム・サル」に拍手