湊かなえ 著
高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。
遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。
その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。
『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。
写真の「手」は姫3号の手ですのであしからず
面倒なんでそのまま使いました
実は湊かなえさんの本は初めて読みました。
原作を映像化したものは何度か観てますけどね。
映像化したものはこれまで結構楽しめていたので、原作となればそれ以上のものを期待してしまいますよね
読んだ感想ですが、まぁこんなもんか?・・・・・・ってのが率直な感想です。
正直、大した事件でもないんだけど・・・・・・いや、殺人事件だからホントは大した事あるんだけどね
様々な人々からの視点を交えて、いくつかのストーリーを作っていくことによって問題を多面化していくという面白さは、流石売れっ子作家さんだなって感じですね。
現代社会における、ご近所付き合いの軽薄さや、家族環境のあり方、受験戦争の低年齢化等々・・・・・・・・・。
分かりやすく感情移入しやすい文面には好感が持てます。
ただ、読み手としてはもう少し衝撃的事実も欲しかったなって言うのも本音。
どうせ小説なんだからもっと大げさでも良かったようにも思えたけど、リアリティーがありそうな感じもそれはそれで面白いのかな?
実際によくありそうな事件をリアルに描いた作品として読む分には非常に良かったのではないでしょうか