監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ノーベル文学賞受賞のポルトガル人作家、ジョゼ・サラマーゴの同名小説をジェイク・ギレンホール主演で映画化したミステリー。
ある日見た映画の中に自分とそっくりな俳優を見つけた歴史教師が体験する、悪夢のような出来事が描かれる。
監督はアカデミー賞外国語映画賞候補にもなった『灼熱の魂』のドゥニ・ヴィルヌーヴ。
この映画、全くお勧めできません
まず理解することは難しいでしょう。。。。。。。。。
まずは自分なりの解釈から・・・・・(以下ネタバレ注意)
一番気になる部分から説いてみると、蜘蛛はなんだ?
蜘蛛は時々、女性に対して用いられることがあると思うのですが、女性(母性)=蜘蛛でいいのかな?
主人公の母親のセリフ「あんな三流役者!」・・・・・と言うことは、実はもう一人の男の存在を理解していると思われる。
あのブルーベリーも理解している理由の一つにも数えられるのではないか・・・・。
主人公ではない方の男の妻が、主人公に出会った時に主人に電話をかけるが、主人公は建物の中に入ってしまった後に電話に出る。
そしてそれを特に確かめたりはしない。
その妻もかなり謎めいている。
一応、考えてみたけど、まさか双子説は無いよね?
もしオチが双子説ならこんなにサイテーでつまらん映画は無いです。
でも、私の解釈によれば、二重人格・・・・・あるいは妄想癖と言うオチならば、この映画には俄然意味が出てくる。
もちろんそうであれば辻褄が合わない事は理解していますが、そこは映画(フィクション)なので、表現はかなりフリーに考えることが出来ます。
妊娠中の妻と、浮気癖のある夫。
それとは正反対な性格に思われる主人公だが、時々彼女が突然意味不明に冷めてしまうシーン。
そういう不可解なシーンの一つ一つを拾ってみると、一見全く違う人物に見える様で、実は同一人物なのではないかと思うのは私だけでしょうか?
ここで語れるのはこのくらいが限界かな?
これ以上書くと、まだ観ていない方に怒られそうなのでやめておきます。
是非、自分の目で観て、自分なりの感想を考えてみるのも面白いですね
ただし、くれぐれも言いますが、映画慣れしていない方には、多分ちっとも面白くないし、最後まで観るのが苦しい映画です