監督 スコット・クーパー
突然、家族と恋人を失い、失意のどん底へと追い込まれる男の姿を描く、クリスチャン・ベイル主演のクライム・サスペンス。
一筋の光を求めて戦う主人公に扮したベイルをはじめ、ウディ・ハレルソン、ケイシー・アフレックといった個性派が顔を揃える。監督は『クレイジー・ハート』でアカデミー賞2冠に輝いたスコット・クーパー。
キャストが実に映画好きの心を擽る渋さ。
観に行かないわけにはいかないんですよ!
真面目に働き、平穏な生活を送る兄・・・・・・・・。
一方で父は寝たきりの先の短い生活。
弟は軍に属しているが、借金してギャンブルに明け暮れ、その尻拭いを兄が肩代わりしたり、そしてある日戦地へ・・・・・・。
自分は不運にも臭い飯を食わされて、やっと刑期を終えて平穏の生活に戻れるかと思いきや・・・・・・・。
ツイてないと言えばそれまでなのか、それとも必然的に襲ってきた運命なのか・・・・・・・・。
「兄」という立場をありありと突きつけたヒューマンドラマ。
同じ「兄」という立場から見たこの映画、心に沁みました。
やっぱり観ておいて良かった。
ところで皆さん、「カァァーーー!」っと頭に血が上った瞬間ってありますよね。
そんな時、皆さんならどうします?
大抵の人は、声を荒げたり、相手を威圧するような態度をとると思うのですが、実はこれはあまり効果がない。
この映画を観て「やっぱりそうだよなぁ・・・・・・」と思ったんだけど、ジッと相手の目を見据えて心を探るような表情をし、冷静に相手に心を読まれないようにポツリと声を発するのが、実は一番効果があるのかもね
でもこの「冷静」ってのが、一番難しいんだよね