中村文則 著
ふたつの対立軸に揺れる現代日本の虚無と諦観、危機意識をスリリングに描く圧巻の大ベストセラー!
突然自分の前から姿を消した女性を探し、楢崎が辿り着いたのは、奇妙な老人を中心とした宗教団体、そして彼らと敵対する、性の解放を謳う謎のカルト教団だった。
二人のカリスマの間で蠢く、悦楽と革命への誘惑。四人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国の根幹を揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、そして光とは何か。
宗教、セックス、テロ、貧困。今の世界を丸ごと詰め込んだ極限の人間ドラマ! この小説には、今の私たちをとりまく全ての“不穏"と“希望"がある。
正直、アメトークで評価が高かった事に反応し手に取ってみた次第です。
私の判断基準なんてそんなもんですよ。。。。
他に情報を得るような媒体もほとんど無いしね
さて本題ですが・・・・
分厚い本に期待はしましたが、本音を言うとちょっと拍子抜けだったかな
無駄に分厚い感は否めませんでした。
受け売りを羅列し文字数を稼いでる感じがどうも拭えないんだけど、それを差し引けば旨味はあったかな?
世界が抱える問題や、宗教の話、自分自身の存在の話や神様の存在の話は、資料を羅列しているだけのような感覚は否めませんが、とても興味深い話であることは間違いない。
これを面白いと言う人の感情は納得はいきます。
ただ物語が壮大なイメージからの(本の厚さも含め)収束の薄さがどうも解せないんだな。。。。
味としては性の描写が面白みなのかもしれませんが、完全に男性本位の感情だよね。
女性はそんな風に感じるんじゃないんじゃないかな?
AVじゃないんだからさ、もっと男が気持ちよくさせなきゃイケなくね?
どこか女性を陵辱しているようでイマイチ引き込まれなかったんだな。
・・・・・あっ、相当生意気なこと言いました
こんな感想でいいのだろうか