北原鈴淳 琴古流尺八教室 in八王子

尺八の音色は心を癒してくれます。

演奏すれば「無」の境地になれ、演奏が終われば満足感、充実感が得られます。

AKB48と共演

2017-01-10 21:26:00 | 音楽・日々是尺八
先ずは、皆様 明けましておめでとうございます。

「一年の圭は元旦にあり」と申します。字が違う?そうだ錦織圭のテニスの決勝戦を見ていたら圭となってしまった。
そうです「一年の計」です。

最近は新聞の日曜版にあるクイズで「次の漢字の誤りを直しなさい」とあっても、なかなか正しい漢字が思い出せない年令になった。

さてもさても「一年の計」か。何も浮かばないなー。
仕方ないからポケーとテレビを見る。

何とオジサンがAKB48と共演しているではないか。私ではない。友人(小学校の同級生)である。誠にうらやましい。

とんでも無い事だ。いやー良い意味でだ。

若者の「ひどくヤバくね!」と言ったニュアンスか? 驚きである。

かいつまんで説明しよう。

時は元禄ではなく、平成29年正月の9日夜9時だった。(やけに9が続くね)
いつもは平日の夜9時からはNHK「ニュースウオッチ9」を見るのだが、この日はTBSの「さんま玉緒」の番組欄で「ゆずと吹奏楽」に興味を持った。

「ゆず」は長女が以前からファンであり、話のタネとして見ておこうと思ったのである。しかも吹奏楽と共演である。私も吹奏楽出身であり、これは見ようとした。

9時丁度にTBSにチャンネルを切れ替えると同時に、飯田市のおじさんコーラス「バッカス」が有線放送大賞でAKB48と共演と、画面に出てきた。

耳を疑い、目も疑い、「本当かい?」と思った。
「バッカス」と言ったらローマ神話の酒の神であるが、私は友人が男性コーラス「バッカス」に属しているのを知っていた。

友人は浦野光永君で、小学校5~6年次の同級生である。しかも共に祖父が兄弟だから、はとこ(またいとこ)という遠い親類だ。

彼は小学校の頃から歌がうまく、合唱班で確か長野県代表で東京の九段会館まで行ったのではないか。

「バッカス」は定期的に演奏会を飯田市で開催しており、彼はバスらしい。
実は本業は耳鼻咽喉科の先生である。
(今年も年賀状が彼から来たが、一切その番組の知らせは無かった)

おじさんコーラス「バッカス」がどの様にして「有線放送大賞」を受賞して、何故AKB48と共演出来たか、私には分からない。

とにかく、平均年齢57歳の10人が飯田市からマイクロバスに乗って、東京のTBSスタジオまで来るシーンから始まった。

TBSスタジオでAKB48の本物と会い、彼らは大感激だ。
それだけではなく、「365日の紙飛行機」の歌の共演である。

振付まで習い、センター(真ん中で歌う人)まで投票で決めて、白いおそろいのスーツ姿で順番にAKB48と共に出てきた。
まるで紅白歌合戦を見ているようだ。

彼は4番目に3人一緒に出てきて、ほぼ真ん中で歌っていた。
晴れがましい顔、顔、顔。おじさん達は大喜びであった。

もちろん男性コーラスとAKB48が十分ハモッて、それはきれいな合唱だった。

私は「さぶちゃん」と共演したが、AKB48と共演したいものである。

AKB48出演の後、「ゆず」と吹奏楽との共演を見た。
よりによって、吹奏楽はこれ又長野県の「松商学園高校」である。「松商」と言えば高校野球の甲子園行きの常連校である。

立派な演奏だった。今の人はだんだん芸能人と近くなって行くなあ。

私はユーホニュームを担当したが、本日のテレビで「はるな愛」が「実は吹奏楽でユーホニュームを吹いていたから、肺活量はある」と言っていたが、むしろ無かった。

私自身の肺活量は「ある」と思っている。

尺八演奏は、肺も使うし、頭も、手も使うから長生きするはずだ、と思っている。