『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

お知らせ

津・松阪地区で高校入試における内申でお悩みの方は、無料相談承ります。
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。

エネルギーが増せば質量が増加する

2010年02月11日 21時37分45秒 | 高校受験
中3は平成18年度の公立入試問題。
俺は真ん中の部屋で採点。
その合間に塾の説明を聞きに来られるお母さんとお嬢ちゃん。
今春から中学に進学する小6、聞けばなりたいものがないという。
それでもいろんな職種の話をしながら、少しでも将来の自分に思いを馳せてもらう努力を重ねていく。
塾の説明をするうちに、採点を必要とする中3の答案用紙が積み上げられていく。
入塾希望は嬉しいけど、採点のことを考えると少し悲しい・・・複雑やね。
体験入塾の時期ではあるが、入試とぶつかるのが痛い。
ここいらあたりが個人塾の最も辛いとこやね。

やっと知子と拓夢が200点を突破した。
敬太も190点に迫った。
玄太?・・・244点。
毎日のように塾に来ては勉強をし、その日々の成長に目を見張る者もいれば、その一方で試験の見直しがおろそかなために成長を見てとれない者もいる。

試験までひと月を切った。
生徒それぞれにとり、時間の濃淡が恐ろしいほどに違うのだ。
受験生の空気はまるでアインシュタインの特殊相対性理論のよう・・・エネルギーが増せば質量が増加する。
発泡スチロールのような敬太の知識も、今の勢いでなら鉛くらいにはなるはず。
その鉛が「100%松阪高校は無理です」と言わしめた担任を驚愕されるやもしれぬ。
公立入試まであと28日。


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和沙はここ最近、塾に来ると机に突っ伏して寝ているだけだ。
クラブがきついんやろけどね。
そこだけが真空・・・。

クリックのほう、ほんまにお願いします。
上から下まででっせ。
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子どもの発見

2010年02月11日 09時56分22秒 | 塾の風景
塾の体験希望者とは初日にいろいろと話をする。
場所はウチの塾の踏絵ともいえる真ん中の部屋でだ。
先週、高田6年制の3年の男の子とお母さんと話した。
好きな教科から始まり将来の夢へと繋いでいくのが通例。
高田6年制の場合、理系志望者が多いのが常。
ところがこの男の子、「どちらかというと文系かな」
珍しいなと思いつつ、弁護士やら会計士などの職種から医療系、医師のネタにと移る。
「今の時代、お金が儲かるからって医者になりたいってのは時代錯誤も甚だしい。生涯賃金でならもっと恵まれた職種もある。医師という仕事、あんな過酷な条件で働かされる・・・あれは好きやないとできない」
男の子の表情に微妙な変化。
おれの話をさえぎるようにお母さん、「言っておこうかとも思ったんですけど、実はこの子の父親、勤務医なんです」

やっちゃった・・・こりゃ悪いこと言っちまったかな・・・心の中での逡巡。
同時に縁がなかったかなとも考える。
ついてない・・・2巡目の親リーに辺七筒を振っちまったようだ。

そんな経緯もあり、二度と会えないかなと思っていたら、小さなサプライズ・・・昨夜現れた。
昨夜は高校生の英語の授業・・・今年度センター試験の6番。
前回は、センター試験の英語を解くことに今いち気が進まなかったようだが、竜太(浪人)がうまく誘ったのか、センター試験の6番をするという。
ちなみに高田6先制は『TREASURE』というZ会出版の教科書を使用している。
県内のおもな私立6年制では鈴鹿6年制が同じく『TREASURE』、そしてセント・ヨゼフとメリノールが古色蒼然、依然として『PROGRESS』である。
そして高田6年制の3年が今習っているのは仮定法。
高田の中3使用の『TREASURE』、ボキャブラリー的には高1水準の英単語で満載である。
センターのレベルならそこそこにできるはず。

俺の授業に参加したのはいつもの高2に加え、藍子(松阪高校2年)が参加。
高1ではあい(津高1年)の一人旅だが、中3では玄太に見学体験の高田の男の子が加わる布陣。
今年度のセンター6番は社会科学でいうところの子どもの発見がテーマ。
子どもという概念がなかった中世社会に貨幣経済が浸透し、商業の発展に伴い、子どもたちを「小さな大人」という枠からはずし、国民国家の一構成員とするなかで教育の必要性が生じていく。
英文中の nation-states・・・国民国家・・・震えるねえ。
国民国家・・・「幻想の共同体」・・・ベネディクト・アンダーソン・・・この流れ、大西講師が思い出される。

国民国家の概念を語りながらのセンター6番。
「このような話に興味を抱いたのなら文系にいらっしゃい。おもろないなあ、なんて思ったら理系に行くこっちゃ」
さあて少年、どうするかな・・・。


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俺なりに考える国民国家の概念と、2月28日から始まる和司ちゃんの「絶対に入試に出題されない日本史」の授業・・・うまくスイングしたらおもしろくなる。
自分たちが立脚している当たり前だと思っている地面が、思わず揺らぎ、土砂崩れを起こしそうになるような授業を・・・大西講師と話していたスローガンが10年の時を経て再び蘇る。

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