教室内平均年齢上昇中

明日の津シティマラソンに出場する鈴木のセンセがやって来た。
作業着姿である。
先日、勤務している一部上場の会社の支店が全焼・・・「戦災孤児で～す」
夕方になり越知（４期生・旭洋）が登場。
豚骨スープ持参で鍋が始まる。
佐賀県の丸幸食品から取り寄せた『プロがつくった本場とんこつスープ』
当然、いつまでたっても先輩は先輩・・・パソコンの前から森下（８期生・環境学研究者）が立ち上がる。
センセは・・・スラム街のベッドで眠り込んでいる。

北陸から息子２人連れての参戦のアキラの親父。
携帯に電話すると、「あかん、ブーちゃん（長男）が高速で迷いよった」
こりゃまだまだ時間がかかるようだ。

鍋の匂いが教室内に漂っていく。
その匂いをかぎながら中学生が勉強する。
中３は２年間前の英数さんの予想問題を解いている。

全県模試の公立直前模試の成績が届く。
玄太が240点で三重県順位１位。
続いて知個、千景、拓夢と続く。
あくまで途中経過にすぎない。
敬太に松阪高校合格可能性89％が点灯。
何度も言う、・・・しょせんは途中経過にすぎないのだ。
公立入試まであと26日。






鍋の第１ラウンドが終わった頃に里恵（７期生・国語講師）登場。
一日早いバレンタインである。
メリーのチョコレートを可愛そうな男連中に配ってくれる。

クリックのほう、ほんま頼んます。

きと影になりなんイクラ・・・かぐや姫かい

サークルKの開店、50円で買ったおにぎりが10個ある。
そこでピエンローをつくる。
前の残りの鶏肉に白菜、鍋にかけながら追加分の鳥皮と豚肉を買いに走る。
塾に戻るとちょうど煮立っている。
中３は弁当持参だ。
しかし汁物がない。
強権発動・・・ピエンローを小鉢にとって敬太と拓夢の机に置く。
「どないや」と俺。
「はあ、おいしいです」と拓夢・・・それ以外にコメントしづらいよな。

真ん中の部屋でお握りを選ぶ。
定価168円の「イクラ醤油漬け」
ピエンローにアキラほどではないが、塩胡椒と唐辛子をかなり入れて味わう。
いつもながら刺激のきつい味・・・冬なのに汗が出てくる。
お握りを頬張る。
イクラが出てくるのを楽しみに頬張る。
・・・頬張る・・・頬張る・・・まだ出てこない。
外堀も内堀も埋め尽くされ、真田丸もなく・・・おいおいおい！
ないで・・・イクラないで！
イクラなかったら、単なるご飯やん。

竜太（18期生・浪人）の今日の授業の名市大の古典の下線部訳。
「かぐや姫、きと影になりぬ」
思わず笑ってしまう。

全く何も書いてない、白紙のおみくじを引いたことが一度だけある。
しかしやねえ・・・具のないお握り・・・こんな斬新なんもあるんやねえ。
果たしてこれがついているのかどうか。
さつきの南山、大典の明治に思いを馳せる。
問題用紙が配られて、めくったら白紙ってのもありかね。






サークルKに電話して、他にもたくさんおったらついてへん。
そんなお握り掴まされた俺にツキがない。
しかし、他からのクレームがなかったらついてる。
滅多にないものを掴まされたからだ。

クリックのほう、何卒よろしくお願いします。

塾から最短距離のコンビニ開店

奥さんがこの土日、横浜で同窓会とかで家にいない。
俺は久しぶりに朝まで眠れた。
疲れがピークに達していたのかもしれない。
目覚めれば午前６時。
すこし前ならまだまだ夜に沈んでいるはずが、太陽は出ていないものの薄明かりで教室の中が見てとれる・・・汚い教室だ。
今日は明日の津シティマラソンに参加する面々が福井や大阪からやって来る。
多少なりとも掃除したという痕跡だけは残しておこうか。

午前７時過ぎ。
今日の一番乗り、諒（津東３年）が顔を出す。
「先生、あそこのマルK開店しましたよ」

宮池の交差点にあったサークルKが野村街道に移転した。
今まで塾に一番近かったのはファミマ、しかしこれでサークルKが最短距離となる。
といっても、信号待ちの時間が少ない分だけだが。

奥さんがいないと娘たちを起こすのは俺の仕事だ。
しかし今日は楽だ。
20回目くらいの呼び出し音でめい（18期生・保育園勤務）が出る。
「今日はサークルKが開店や。諒の話だと百円の割引券配ってるらしいで」
「分かった！すぐにれい（18期生・三重大学教育学部１年）とあい（23期生・津高１年）を起こすわ」

お握りがオール50円、１個ずつ10種類を買い込む。
シュークリームが53円、10個買い込む。

今日、大典（三重６年制６年）が東京遠征に出発する。
そして時刻的にはさつき（津高３年）の本命、南山大学受験が始まっている。






明日は津シティマラソンです。
塾関係者が８名ほど出場します。
県外から参加のメンバーは今夜はウチの塾で泊まりです。
それもあり、今夜は社会人を中心に勝手に騒いでいるはずです。
今夜と明日、中学生の諸君はあてにならない俺には期待せず、社会人たちが騒ごうが叫ぼうが、自覚を持って勉強してください。
今から19年前、５期生の村瀬先輩が広告作文で以下のように書いてます。

まるで雑踏のなかで勉強しているようだ。

至言です。
すいません、昔からこんな塾でした。