『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

お知らせ

津・松阪地区で高校入試における内申でお悩みの方は、無料相談承ります。
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。

バカと馬鹿

2010年02月21日 23時50分43秒 | 塾の風景
この時期は気分がいらだっている。
敬太が水の電気分解の化学反応式を間違えるに至っては机をひっくり返したくなるような激情にかられる。
ほんま、頭に来るわい。
土偶と埴輪を間違いよる生徒が二人・・・アホか。
こんなささくれ立った気分の日に限って、さらに逆な出るような展開。

とにかく騒がしい。
1階あたりから聞こえてくる。
グシャグシャと話し声がする。
マッツンとこのお客かとも思い、捨て置く。
しかし後から聞けば、ウチの生徒と話していたとか・・・呆れる。

この時期は中3と高3、そして浪人しか見ていない。
しかし、その注視を遮断する輩がいる・・・困ったことに原因はウチの生徒だ。
受験生の心、高校に入学してしまうと忘却の彼方。
そんな展開を予想していたが、その原因のなかに中3が含まれている。
アホかいな・・・。
そんな受験生、ウチではいらんで。

ちなみに俺は今年の年賀状も見ていない。
根性がウエハースのように甘い俺のこと、和むのが嫌だからだ。
いつだって高校入試が終わってからその年の年賀状を見る。
そんな俺がやっている塾だ。
村林先生ほどではないが、理不尽なことも言うだろう。
しかしやね、根性の腐った受験生にいてもらっても迷惑やし、高校に入って何か偉くなったような気がしている馬鹿に居座ってもらっても困る。
・・・本当に困るのだ。
バカに・・・いや、ライアンがウチの計算用紙に書く「馬鹿」につける薬、ほんま誰か知らへんか。


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化学反応式もろくに書けない敬太が帰っていった。
午前9時40分に塾にやって来て、午後11時帰宅・・・塾にいたのは13時間20分。
受験生なら当たり前。
敬太は化学反応式が書けないバカだが、馬鹿ではない。

ほんま嫌になる。
それでもクリックを頂ければありがたい。
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半数以上が200点突破

2010年02月21日 17時04分54秒 | 高校受験
昨夜は久しぶりにセンターマークの現代文。
高校入試の課題を次から次へとこなしていく玄太に声をかける。
「向こうでセンターやってこいや」
「でも入試まで19日ですよ」
「まあええやん、ちょっと遊んでこいや」
「分かりました」
そして結果を新生現代文チームのコーディネイターに任命されたあい(津高1年)が持ってくる。
「もう、玄太ったら、今日はついてましたね・・・だって」
「で、結果は?」
「玄太は91点、・・・私は60点・・・」
「そりゃ大変でんな」

今日は朝から公立入試の擬似体験、先週に続き第2ラウンド。
平成16年度の三重県入試問題。
ちなみにれい(三重大学教育学部1年)やめい(保育園勤務)など18期生の年の試験。
個人的には数学が一番食わせ物だった年だ。
コピーしていると、あいが数学の問題を見て叫ぶ。
「これ、お姉ちゃんの時の問題やん」
「よお覚えているな、その通りや」
「だって、数学が23点しか取れなくて家に帰って泣いたもん」

その逸話を披露してから試験開始。
いつだって俺は、その試験を解いた当時の中3の話を織り込みながら試験を進める。
さて数学、不思議なことにあいのクラブの1年後輩、あいと同じく津高受験、あいともっとも絆が深いはずの知子があいと同じく23点・・・こんな知子の急ブレーキ、ありえへん。
しかし他の4教科を46点・47点・46点・45点と手堅くまとめて計207点・・・高橋のフリー演技そのもの。
そろそろ三重県公立の入試問題に慣れてきたのか、半数以上が200点以上を叩いてきた。
ことに敬太も206点、初の200点越えである。
約束の地・松阪高校はすぐそこにある。
そおっと、そおっと、そおっと掴めば、自分のものになる。

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鈴鹿高校から密航者がやって来た。
学年は1年だが、地理をとるとのことで香保(松阪高校2年)に任せた。
とりあえずは明治大学政治経済学部の地理を選ぶ。
「地理は2年からなので分かりません」
委細構わず解かせる。
センター模試なら理論が多くてわずらわしいが、私立大学の地理なら地誌が多いので中学地理の延長線上にあり親しみやすいのだ。
点数は気にしなくてもいい、香保も何も知らない高1のうちから解かされたのだ。
それもあってセンターまで1年残しているこの時期、すでに80%の得点を叩き出している。
つまり香保にとり、地理は勉強する教科ではなく、週に一度の授業をこなすだけの教科になっている。
現役合格の鉄則、・・・こなすだけの教科を一つでも多くつくる。

地理が終わり次第、数学に入る。
今日は駿台模試の過去問だとか。
ここでは香保がキャプテンで、あいと密航者に結香(久居高1年)が加わる。
密航者にとれば初日からフルスロットル・・・それは仕方ない。
昨日、彼女の夢を聞いてしまったから・・・なにしろ志望が獣医学部なのだ。

クリックのほう、なにとぞ頼んます。
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続・相可高校食物調理科

2010年02月21日 11時09分40秒 | 講義録・インタビュー
村林先生の『高校生レストラン・今日も満席』のなか、料理の技術を教えることに腐心したがため、料理人の心を教えることを忘れたことを後悔する記述がある。
相可高校で過ごす3年間は過酷だ。
その過酷な時間に比例するかたちで、高校生のレベルを逸脱した料理の基礎を身にけることができる。
最近ではメディアの露出も激しい。
ついつい有頂天になるのを理解できる。
しかし、卒業後に待っているのはそれまでの技術をリセット、料理人の第一歩から始めることになる。
単調な皿洗いなど、なまじ過酷な3年間を経てきた自信からバカらしいと思うやもしれぬ。
その危惧からだろう、村林先生は常に生徒を諌める・・・頭に乗るなと。
最近のテレビの番組でも、生徒たちのつくる汁の味がブレるのに村林先生は怒鳴りちらす。
「プロはどんな時にでも味にブレはない。それがオマエら素人とプロの違いなんや」

リアルタイムで相可高校食物調理科の保護者たちが危惧することがある。
食物調理クラブを体育会系クラブと見立てれば、家族をも巻き込む村林先生からの過度な要求にもまた納得することができる。
しかし、クラブを真面目にしていればそれでいい、高校生としての教養や知識は二の次だ・・・そんな声も聞こえてくる。
試験の成績が悪くとも、クラブのほうが大変であることも加味されるのか、なんとか容赦してもらえる。
まあ、甲子園を目指す高校ではよくあることだが・・・。
ありがちな陰口に加え、相可高校ゆえの噂話がある。
生徒たちがつくる弁当が増え続けているのだ。
この件についてはほとんどの保護者たちが不安な面持ちで見守っている。

先日話を聞いた高3の男の子によると、入学当初は弁当200個ほどをつくる程度だったという。
それが徐々に膨れ上がり、今では地元のお祭りなどのイベントがあると700個ほどになっている。
この弁当、普段は『ぎゅーとら』などで販売されているものだが、品性の卑しい俺とすればお金の動きが気になるところだ。
さらに平日には突発的に役場などから注文が入ることもある。
そんな時は午前5時や6時に集合となる。
電車動いてへんやん。
そこで保護者の出番となる。
平日の注文は数的には少ないが、平日ゆえに日常の高校生活へも影響は少なくない。
そして、それに伴う危惧がある。
今の状況では、それほどの弁当を仕出すだけの体制が整っていないということだ。
去年、数名の高2がクラブを辞めたことで、一人一人にかかる負担が増している。
この弁当、クラブの運営上の問題から断ることができないのだろうか・・・。
あるいは村林先生の人の良さ、頼まれたら嫌と言えない性格ゆえなのか・・・。
ともかく、「生徒たちは限界にきています」・・・保護者の声は悲痛だ。

このような保護者の懸念も村林先生の弟子たる高校生たちには届かない。
「でも、先生は僕たちのことをまず第一に考えてくれる」
イケメンの高3も、何度もそう言っていた。
「確かに村林先生の言葉や行動のなか、身勝手なこととか、理不尽なことととかはあります。それは事実ですね。でも、先生は本当に僕たちのことを考えてくれている。それも事実なんです」
保護者のなかに広がる懸念とは別に高校生たちは父親のように村林先生を慕っている。

「僕は、イエスマンじゃないですから・・・。ええ、そういう生徒はいますね、でも僕はそうじゃなかった。そんなのもあって就職については心配だったんですけど、先生がね、個人的にどんな店に勤めたいのかって聞かれて・・・。それで自分なりの希望を話すと、県内で一軒連れていってもらいました。そして県外もということで大阪の店にも行きました。結局はそこに就職することになったんですけどね。先生とそのお店で食事をしたんですけど、本当に感動して、すぐに決めました。ここで就職したいんですけどって言いました。すると、その場で話してもらって、その場で決まりました。でも家に帰ってから母親から条件面について聞かれたんですけど、そっちは全然聞いてなくって・・・怒られちゃいました。でも、村林先生はいろいろあるけど、保護者のなかでもいろいろ言われているけど、それでも僕たちのことを一番考えてくれてますよ」


「相可高校の食物調理科を受験したい」・・・そう、ご子息が言い出したなら覚悟していただきたい。
当然にして当人の覚悟は必要である。
しかし、当人以上に保護者こそが覚悟する必要がある。


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わざわざ塾にご足労いただいた相可高校3年製のオケメンの兄ちゃんとお母さんに感謝します。
お母さんからは後日伝言もいただきました。
それによると・・・
「相可高校で暮らす3年間はつらいことや厳しいことも多いと思います。しかし、それを直視し、それを踏まえたうえで、それでも相可高校に入学して調理師の勉強をしたいという熱意が伝われば受かると思いますよ」
本当に感謝します。
同時に仲介の労をとっていただいた小林さん、ありがとうございました。

最後に、イケメンの兄ちゃんへ。
落ち着いたら君の就職先、法善寺の近くにあるお店に奥さんとお邪魔します。
支払いのほう、月賦利く?
まあ、店内で会っても、お互いに愛情ある無視でいこうや。
君とゆっくりと話すのは、君がカウンターの前で調理できるようになってからの楽しみにとっておきます。
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