附属中では机の上で調査書を見せられ、「これが高校に送られます」とのご神託。
2年前の三者懇談では不透明な提示の仕方をした覚えがあるが、今年の附属中は教育委員会通達を遵守している。
そして松阪西でも、「これが高校に送られる調査書です」とのご神託。
土壇場で附属中の紗希も松阪西の敬太も2つずつ内申がアップ。
これでなんとか第一次合格を狙って土俵に上がれる内申になった。
高橋がハナッから4回転に挑戦、そして転倒。
「金を取りにいきたかったからです」と、インタビューで屈託なく答えている。
絶望の闇に沈んだ1年間のリハビリ。
まさか再び立てるとは思わなかったオリンピックのリンク。
「それが立てたんですからね、4回転を飛ぶことに躊躇はなかったですね」
転倒のあと、高橋は動揺を見せることなく最後まで緊張感を持続させて演技を終えた。
タフな演技だった。
高校入試の負のスパイラルというのがある。
1限目の国語で4点の記述がうまく書けない、あるいは作文を最後まで書けずに終了。
そんな状況で数学を迎える。
数学で取り戻そうと思うものの、斬新な切り口、新傾向の問題に佇んでしまう。
そして、弱気の虫が囁き始める・・・ダメかもしれない、落ちるかもしれない・・・。
これが負のスパイラルだ。
打開策は国語の作文。
この時期には作文を毎日書く。
10分~12分で書けるように毎日書く。
具体的には全国入試問題の47都道府県の作文を一つ一つ潰していけばいい。
出来はともかく、作文を最後まで書き終えたという充足感で2限目に突入する。
数学ではできそうでできない袋小路の作図なら気楽に捨てればいい。
たかだか3点だ。
勝負は規則性の問題。
これもまた全国入試問題の規則性の問題だけをチョイス、47都道府県を巡礼すればいい。
入試まであと20日・・・それだけの時間はまだあるはずだ。
その巡礼を終えた自分が解けない問題が出たら・・・どうせ周りのみんなも解けないと頭に乗ればいい。
なんとしても負のスパイラスに巻き込まれない状況をつくる。
それが公立入試の最大の鉄則。
その意味では今日の高橋のパフォーマンスは充分に参考になる。
己に克て!
昨夜、ライアンがウチの塾の計算用紙に何か書いていた。
そういえば途中から知っている漢字を書き始めたんだっけ。
馬鹿という漢字を久しぶりに見た。
今じゃほとんどがカタカナだ。
でもカナダ人が書く馬鹿という漢字に思わず見入ってしまう。
そして最後に、ウチの塾に巣食う字の汚い男子よりに見せてあげたいような達筆で・・・今日はどうもありがとうございました・・・
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