和ませてもらった午前から一転、午後は生臭い内申ネタに終始する。
奇妙なことに2件。
それもお父さん主導である。
1件は息子さんを伴って塾に来られた。
内申が低いので俺のブログを読んでの松阪勝負。
ハナッから第三次合格を想定してのもの。
そしてもう一件には電話で応対する。
やはり内申・・・内申が不安なので津にするか津西にするかで悩んでいる最中。
ともに現在塾に通ってみえるとか。
これが不思議なのだ。
なぜ、塾は内申の実情を語らないのか。
頑張れば受かりますよ・・・じゃあ、どう頑張ればいい? どんな風に頑張ればいい?
今の時期に「頑張れば受かりますよ」・・・それは第一次合格か? それとも第三次合格なのか?
この違いをきちんと生徒に説明してから、その生徒が第一次合格で受かるのか、第三次合格で受かるのかを明示する。
しかる後に「頑張って***点くらい取れれば受かりますよ」と言えばいいのだ。
なんで、そんな簡単なことができないのだろう。
ウチみたいな吹けば飛ぶよな塾でさえも、一人一人の生徒に第一次合格を狙うか、第三次合格を狙うかは説明する。
まあ、ほとんどは第一合格。
第三次合格では2年前の良幸(津西2年)。
内申が33のためにハナッから第三次合格狙い。
目標点も220点に設定して、ハッパのかけっぱなしだ。
当日は214点だったが、なんとか合格させてもらった。
しかし、第三次合格にはかなりの実力がいる。
やはり順当になら第一次合格を狙うべき。
つまりは中学進学時から内申の重要性を繰り返し説明する義務が生じる。
どこに? 塾に・・・。
だって、合格させてナンボ、それでお金を貰ってるんやから。
「内申は津高ではあんまり関係ないですね。当日の試験さえ取れれば受かります」
10年以上も前の古風な進路指導・・・オールド・ファッション・ラヴ・ソング。
しかし、こんな指導をしている塾が今もあるなら、それは化石だ。
現在の合格決定の仕組みが分からない、あるいは知らないのなら、教育委員会に行って正直に「教えてください」って頼みなさい。
だったら優しく教えてくれるから。
普段から生徒に言ってるでしょ?「分からないことをそのままにしておく子は伸びないよ」って・・・。
「旧群の進学校は内申はさておき、勝負の鍵を握るのは当日の点数です」
この類の話、昔から連綿と都市伝説のように存在する。
いいかげんにしてほしい。
勝負の鍵を握るのは内申。
内申がないと土俵のうえにも上がれない。
某進学高の教頭と酒を飲んだとき、当日試験の点数勝負の話をすると、あやうく酒を噴出しそうなり叫んだ、「嘘やろ! 保護者ならともかく、塾がそれを知らんかったらアカンやろ!」
その嘘が依然としてまかり通っているのが塾業界なのだ。
塾までやって来たお父さん、高校入試終了後にウチの塾に密航することを確約いただいた。
感謝する、と同時に恐縮する。
だいたいやね、橋本ドクターが「あと一人!」なんて書いて急かすは、赤文字で「座る席がありません」と煽るは・・・
ハイハイハイ・・・どうせ俺の美意識なんぞ、合格決定の仕組みを知らない恐竜の化石と同様ね、ハイハイハイ
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