TDKが新開発したDC-DCコンバーター
TDKはデータセンターや基地局などのサーバー向けに、電圧を下げる部品の新製品を開発したと発表した。
電気を制御するインダクターやコンデンサーなどが一体となっており、既存製品と比べて大きさはおよそ半減する。最終製品の小型化や設計のしやすさに貢献できる。
量産を始めたのは、電源の周辺で電圧を下げる「DC-DC コンバーター」の新シリーズ。サンプル価格は1個350円程度。
データセンターのサーバーには最大で12ボルトの電圧がかかるが、シリーズのうち最も定格電流が高い製品だと1ボルトに下げることが可能だ。サーバーに高い電圧がかかることを防ぎ、基地局などの安全に貢献する。
周辺の温度や部品にかかる電圧、電流を検知する機能も搭載した。
アンテナ部品などと組み合わせて、温度や電圧の異常を通知するといった活用も見込む。耐用温度はセ氏マイナス40度から125度。高い電力がかかり発熱しやすいサーバーにも使える。
日経記事2025.3.5より引用