
お茶の先生をしている友人宅に届け物があって立ち寄った。
時間的な余裕はなかったが、「家にあがって!」
今日は午後からお茶のお稽古がありその準備をしていたところという。
床の間のしつらいはおひな様。
お内裏様の右側には小さなお茶道具の一式がおいてある。
案外気づかないが、段飾りのおひな様には必ず付いているセットで
そしてそれが入っている戸棚(?)は真台子(しんのだいす)というそうだ。

「今日は炭手前をするの」とのことで、
炉には炭が点いていて、今の季節に使うという釣り釜がかかっていた。
時間を急ぐ私にささっとお茶を点ててくださり、
まさしく、これが「喫茶去」(まあ、お茶でも一服いかがです?)という、
茶道の言葉通りのおもてなしなのね・・・ととても嬉しく思ったわけであります。
ほんの短時間にいろいろお道具や季節感やその他を教えてもらったが、
わたしなぞ知らない事だらけ。
友人の博識はすばらしいし、日本の文化っていいなあとあらためて思う。
いつも友人だから、という理由で茶道の不作法を許してもらっている私、
もうちょっと作法習った方がいいかも・・というより恥ずかしくないかも

(写真の友人、お稽古の時は和服でされます)