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庭は冬枯れでほとんど何もないが、
南天は葉を落とすことなく、一年中元気。
塀際の自ら植えたのでもない南天がほったらかしの末、
いつの間にかすごく大きな株になっていた。
いくら切ってもまた芽吹き、背丈は2m近くなり、
お隣に倒れかかってきた。
ご迷惑にもなるので、もう抜いてしまおう、と決めた。
(写真は前が紫陽花、後ろに枝を落とした南天)
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しかし、悪いことに、その南天の前には、これまた長く花を咲かせた紫陽花の大きな株がある。
紫陽花を残して南天は抜けず、
もう仕方ない両方まとめて処分!
取り敢えず枝を落としてみたが、
巨大な南天と紫陽花の強靭な根っこは複雑に絡み合って全くビクともしない。
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根っこ周りを掘ってみるが根っことも茎とも思える直径5cmぐらいのものが現れる。
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一日では全く歯が立たず、数日かけて、
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一日では全く歯が立たず、数日かけて、
小さいスコップで、まるで、発掘調査の如く、根を少しづつ掘り出した。
ここまでくると絡まっていた根っこが少しほどけて、ぐらつきが出て来た。
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太い根っこはノコギリで切ったり、
体重かけて、踏んでみたり…
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数日かけてようやく南天の根っこを引っ張り出す事が、出来た。
これでもまだ先に伸びる根っこまでは取り切れず、人力の限界。
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南天の生命力はずっと感じていたが、
狭い地面でよく頑張っていたと思う。
が、なくなって景色も風通しも良くなった。
自分が案外、発掘調査好きかもしれないと思ったり、少しづつでも進めると物事が動くことなどを学習した。
ここは埋め戻して他の何かを考えよう。