怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

シマリス大移動の謎

2009年11月07日 | 動物
先月中旬、行って来た。仲間に会いに。


こんなのや~、あんなのが~
欧州で多く見られるキタリス。

タイワンリス。
放し飼いにされていて、販売されている餌を与えることができるのが、
このリス園の特徴。
周囲の人々は「りすさ~ん、餌だよ~」とか「りす、おいで」とか呼ぶので、何度も無意識に返事をしたくなる衝動を抑えていた私であった。


世界で一番うるさいリス、と解説されているアメリカアカリス。
この個体もギャッギャッギャッギャッギャッギャッと絶好調さを私に披露してくれていた。
ああ~、うるさい~

シマリスもちゃんといる。らぶりぃ~♪一番かわいい☆

さて、このシマリスのケージに掲げられている解説を読んでびっくり。


シマリスの生息地域を「ソ連のヨーロッパ側」だなんて・・・
今年の11月9日は壁崩壊から20年だ。
この解説、少なくとも20年ほど前に作られているのだな。
経営難からか、新しくすることができないのかしらねぇ?
「ソ連」と聞くと、はるかに昔の国の名前と認識するのがいまの子供達なのではなかろうか。

ま、そんなことはどうでもいいとして、
ソ連のヨーロッパ側までシマリスが生息していたということは、
20年前までかなり西ヨーロッパに近いところまでシマリスがいたわけなのである!
これは、私にとって面白い情報だ。

なぜなら、今年、私はドイツでシマリスを発見したからである。
そのときの記事はこちらをクリック。
ペットショップか、個人で飼われていたものが逃げ出したもの、
と判断していたが、もしかして「ソ連のヨーロッパ側」まで20年前ごろまでにいたのなら、
そのあたりに住んでいたシマリスたちがさらに西側に自主的に移住する可能性も高いのではないか?

ここ周辺のドイツ人、またはヨーロッパ人にとってはシマリスは珍しいらしく、
シマリスを囲んで珍しそうに観察している様子をみたこともあった。

ところで、シマリスはアメリカ大陸には生息することは広く知られている・・・
それは・・・
ディズニーのキャラクター、チップとデールの存在が証明している。
最近では去年公開のこれ、かな!




この映画のように、木材と共に「ソ連のヨーロッパ側」から西ヨーロッパにやってきたシマリスもいるのかもしれない~
(シマリスは地下に巣穴を作るのだけど)

行って良かった、町田りす園。
ドイツにシマリス生息、の謎が解けたから!