ドイツ語コースで一緒だったタイ人女性に招かれた。
「家のお披露目をするので来て下さい。お坊様も来ます。」彼女とドイツ人の旦那さん、三人の子供の一家は数ヶ月前に郊外に大きな中古住宅を買って引っ越していた。
家族の集まり、と聞いていたのが行ってみてびっくり。15名ほどの近隣在住タイ人女性も来ていて壮観だった。
食事が済んだ後、何やら儀式をするというので「私も参加してみたい」と言ったら喜んでいた。タイ人女性たちのドイツ人配偶者やその親族たちは全く関心が無い様子で、タイ人以外では私だけ薄い座布団のようなものの上に座った。
すぐに終わるだろうと予想していたら説法のようなものが1時間ほど続いてまいった。一言もわからないタイ語だ!
だが、三人の僧侶による読経をすぐ目の前で聴いたときは感動した。日本のそれよりかなり違って明るくリズミカル。
「女性は僧侶に触れてはいけない」と読んで知っていたので彼らとはちょっと距離を置いていた私だが、思い切って質問してみた。
「ドイツ人、あるいはタイ人以外の外国人に布教活動はしていないのですか」
三人の僧侶のうち一人が非常にドイツ語に堪能で、丁寧に私の質問に答えてくれた。タイ仏教入門のためのドイツ語による瞑想教室が月に一度開かれているらしい。
彼は私の質問以外にいろいろ話してくれた。「日本を紹介するテレビ番組をよく観るが(たぶんNHKワールド)、日本人の勤勉さや物事を丁寧に行う習慣は素晴らしい」日本を絶賛する発言がしばらく続き、なかなか褒められ上手でない日本人代表りすは少々困ってしまった。
読経の後に何やらささらのようなもので僧侶が水をかける儀式が始まった。
まず、座っている私たちに。次はその他の部屋に行った。お清めのお祓いだ。
あとで義母にこの話をしたらドイツにもこうした家屋に対する儀式があるのだそう。「遅れたアジアの習慣」とか言われるのが怖くて話すか話すまいか迷っていたが言ってみてよかった。どの国や地域でも精神世界には似たようなものがあるものだ。
これはたまたま別の日に街を歩いていたときにもらった名刺。
僧侶を見かけたので思わず話しかけたら写真の彼らとは別人だった。「遠いけどウチの寺院にいらしてください」と言われた。
ドイツをはじめ欧州の方々にタイ仏教寺があるのだとか。たくさん存在するタイ人嫁たちの精神の支えになっているのだろう、ドイツのタイ仏教寺と僧侶たち。母国から遠く離れたここで家庭と自分を守る重要な役割をしているに違いない。
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このタイ人友人には「来月一緒にお寺に行きましょう」と誘われたが断った。瞑想教室はここの街にもたくさんあって、先月も別の友人からの招きを断ったばかりだもの。ドイツ語の瞑想解説を聞き取るのはムリと思う私。
でも、あの読経をもう一度聴くことができるのなら行ってもいいかなぁ。とても魅力的だったタイのお経。
追記
これはお清めのときにもらった冊子。欧州にあるタイ仏教寺院の紹介だ。タイ語で書かれているので在欧州タイ人のためのものだろう。とりあえず、各寺院の住所はアルファベットで記されている!
「家のお披露目をするので来て下さい。お坊様も来ます。」彼女とドイツ人の旦那さん、三人の子供の一家は数ヶ月前に郊外に大きな中古住宅を買って引っ越していた。
家族の集まり、と聞いていたのが行ってみてびっくり。15名ほどの近隣在住タイ人女性も来ていて壮観だった。
食事が済んだ後、何やら儀式をするというので「私も参加してみたい」と言ったら喜んでいた。タイ人女性たちのドイツ人配偶者やその親族たちは全く関心が無い様子で、タイ人以外では私だけ薄い座布団のようなものの上に座った。
すぐに終わるだろうと予想していたら説法のようなものが1時間ほど続いてまいった。一言もわからないタイ語だ!
だが、三人の僧侶による読経をすぐ目の前で聴いたときは感動した。日本のそれよりかなり違って明るくリズミカル。
「女性は僧侶に触れてはいけない」と読んで知っていたので彼らとはちょっと距離を置いていた私だが、思い切って質問してみた。
「ドイツ人、あるいはタイ人以外の外国人に布教活動はしていないのですか」
三人の僧侶のうち一人が非常にドイツ語に堪能で、丁寧に私の質問に答えてくれた。タイ仏教入門のためのドイツ語による瞑想教室が月に一度開かれているらしい。
彼は私の質問以外にいろいろ話してくれた。「日本を紹介するテレビ番組をよく観るが(たぶんNHKワールド)、日本人の勤勉さや物事を丁寧に行う習慣は素晴らしい」日本を絶賛する発言がしばらく続き、なかなか褒められ上手でない日本人代表りすは少々困ってしまった。
読経の後に何やらささらのようなもので僧侶が水をかける儀式が始まった。
まず、座っている私たちに。次はその他の部屋に行った。お清めのお祓いだ。
あとで義母にこの話をしたらドイツにもこうした家屋に対する儀式があるのだそう。「遅れたアジアの習慣」とか言われるのが怖くて話すか話すまいか迷っていたが言ってみてよかった。どの国や地域でも精神世界には似たようなものがあるものだ。
これはたまたま別の日に街を歩いていたときにもらった名刺。
僧侶を見かけたので思わず話しかけたら写真の彼らとは別人だった。「遠いけどウチの寺院にいらしてください」と言われた。
ドイツをはじめ欧州の方々にタイ仏教寺があるのだとか。たくさん存在するタイ人嫁たちの精神の支えになっているのだろう、ドイツのタイ仏教寺と僧侶たち。母国から遠く離れたここで家庭と自分を守る重要な役割をしているに違いない。
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このタイ人友人には「来月一緒にお寺に行きましょう」と誘われたが断った。瞑想教室はここの街にもたくさんあって、先月も別の友人からの招きを断ったばかりだもの。ドイツ語の瞑想解説を聞き取るのはムリと思う私。
でも、あの読経をもう一度聴くことができるのなら行ってもいいかなぁ。とても魅力的だったタイのお経。
追記
これはお清めのときにもらった冊子。欧州にあるタイ仏教寺院の紹介だ。タイ語で書かれているので在欧州タイ人のためのものだろう。とりあえず、各寺院の住所はアルファベットで記されている!